速報
Androidの11月月例更新開始 「致命的」な2件を含む多数の脆弱性修正 Pixelでは機能改善も
GoogleはAndroidおよびPixelの月例アップデートを発表した。Androidでは重要度が最も高い2件と、悪用された可能性のある1件を含む脆弱性に対処。Pixelではキーボードや通知音の問題も修正した。
米Googleは11月1日(現地時間)、AndroidおよびPixelの月例セキュリティ情報の11月版を公開し、パッチの配信を開始した。Pixelでは機能改善の更新も実施される。
Androidのセキュリティ更新では、重要度が最も高い「Critical」2件を含む39件の脆弱性に対処した。
また、カーネルの脆弱性(CVE-2021-1048)は、重要度は上から2番めの「High」だが「解放後にローカルでの権限が上昇する可能性があり」、「限定された標的型エクスプロイトに悪用された可能性がある」としている。
Pixel端末固有の月例情報は、脆弱性の「Critical」が1件、「High」が3件、3番目の「Moderate」が6件だった。機能パッチ(バグ修正および改善)は11件。通知音、キーボードの表示、アプリアイコンの問題が改善される。
Pixel 6およびPixel 6 Proだけの問題として、以下の問題が改善される。
- Bluetooth接続の限られた状況での音質の問題
- 無線充電の問題
- 一定の明るさの下での自動輝度調整の問題
- 一部のアプリでのメディア再生の問題
- 限られた環境でのWi-Fi接続安定性の問題
なお、Pixel 6 Proの一部のユーザーが報告している、電源を切ったときにディスプレイがちらつく問題について、Googleは12月の更新で修正すると語った。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- グーグル「Pixel 6シリーズ」はソフトバンクとKDDIが販売――NTTドコモしか使わない「n79」は諦めるしかないのか
Googleが新型スマートフォン「Pixel 6シリーズ」を発売した。5Gに対応するものの、NTTドコモが利用している「Band n79」には対応していない。この周波数帯は、世界中で見ても事実上同社と中国の中国移動(China Mobile)しか利用していないことから、積極的な対応は“期待薄”な状況にある。 - 「Android 12」、既存のPixelシリーズに配信開始
Googleは正式版モバイルOS「Android 12」を「Pixel 3」以降のPixelスマートフォンに配信開始した。Samsung Galaxy、OnePlus、Oppo、Realme、Tecno、Vivo、Xiaomiなどの一部機種にも年内に配信する。 - Googleの新スマホ「Pixel 6」「Pixel 6 Pro」正式発表 10月28日発売 直販価格は7万4800円から
Googleがチラ見せを続けてきた「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」が正式発表された。Google Storeでの販売価格は税込みで7万4800円からで、Pixel 6はauとソフトバンク、Pixel 6 Proはソフトバンクからも発売される。【追記】 - 「Android 12」正式版リリース Pixel端末などにロールアウト
Googleは「Android 12」の正式版をリリースしたと発表した。まずは向こう数週間で「Pixel」シリーズで更新が可能になる。年内にはSamsung Galaxy、OnePlus、Oppo、Realme、Tecno、Vivo、Xiaomiの端末でも。