検索
ニュース

ついに発表! 2021年を代表するスマートフォンは?(1/4 ページ)

2021年1月から2021年12月中旬までに発売されたスマートフォンの中からベストな機種を選出する「スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2021」。2021年は「ハイエンド部門」と「ミッドレンジ部門」に分け、各部門で5機種ずつ、最終的に各部門で1機種を選定します。選考委員は、ハイエンド部門とミッドレンジ部門で各25点の持ち点を配分して投票します。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 2021年1月から2021年12月中旬までに発売されたスマートフォンの中からベストな機種を選出する「スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2021」。2021年は「ハイエンド部門」と「ミッドレンジ部門」に分け、各部門で5機種ずつ、最終的に各部門で1機種を選定します。

 審査員がノミネート候補に挙げた機種のうち、各部門で上位5機種をノミネート機種として選定し、この中から1機種ずつを、2021年のベストスマホとして選びます。2021年のノミネート機種は以下の通りです(アルファベット順)。

ハイエンド部門

  • AQUOS R6
  • Galaxy Z Flip3 5G
  • Galaxy Z Fold3 5G
  • Pixel 6 Pro
  • Xperia PRO-I
スマートフォン・オブ・ザ・イヤー
ハイエンド部門のノミネート機種。左上から「Xperia PRO-I」「AQUOS R6」「Pixel 6 Pro」「Galaxy Z Flip3 5G」「Galaxy Z Fold3 5G」

【訂正:2021年12月30日11時30分 初出時、ハイエンド部門のノミネート機種の画像に誤りがありました。おわびして訂正いたします。】

ミッドレンジ部門

  • AQUOS sense6
  • Mi 11 Lite 5G
  • motorola edge 20
  • OPPO Reno5 A
  • Redmi Note 9T
スマートフォン・オブ・ザ・イヤー
ミッドレンジ部門のノミネート機種。左から「Mi 11 Lite 5G」「AQUOS sense6」「OPPO Reno5 A」「Redmi Note 9T」「motorola edge 20」

 審査員は、ITmediaなどで活躍し、1年間を通じて携帯電話業界を取材してきた石川温氏、石野純也氏、太田百合子氏、佐野正弘氏、島徹氏、房野麻子氏、村元正剛氏、山根康宏氏、ITmedia Mobile編集部の計9人。

 選考委員は、ハイエンド部門とミッドレンジ部門で各25点の持ち点を配分して投票します。1位の機種には10点、2位以下の機種には1機種9点を上限として残りの15点を自由に配分できます。審査員の配点とコメントを紹介します。

石野氏の配点とコメント

ハイエンド部門

・Galaxy Z Fold3 5G:10点

  • Pixel 6 Pro:6点
  • Xperia PRO-I:6点
  • Galaxy Z Flip3 5G:2点
  • AQUOS R6:1点

ミッドレンジ部門

・Mi 11 Lite 5G:10点

  • OPPO Reno5 A:5点
  • Redmi Note 9T:5点
  • AQUOS sense6:3点
  • motorola edge 20:2点
石野純也
石野純也氏

 ハイエンドは「スマートフォンの使い方をいかに変えたか」という評価軸で、やはり「Galaxy Z Fold3 5G」だと思いました。実際、自分でも購入して使っていて、今までスマートフォンでは使わなかったようなサービスを使うようになっています。例えば、「dマガジン」はこれまでiPadで見ていたのが、Galaxyで使うようになりましたし、Zoomもスマートフォンで済むこともあります。そういう意味で、さまざまな可能性を押し広げる1台として、評価しました。

 非常に悩んだのが、「Xperia PRO-I」と「Pixel 6 Pro」でした。最初はそれぞれ7:5と採点したのですが、Xperiaの評価はカメラに特化したものだという点を再考し、あくまで“スマートフォン”として評価で、6:6に修正しました。Pixelが、AIを生かすため、チップまで自社設計したことなどを考えると、Xperiaの方が「上」ということはないだろうと考えました。

 「Galaxy Z Flip3 5G」と「AQUOS R6」は、フォルダブルを幅広い層に広げることに貢献したという点で、Flipの方に少し多く配点しました。AQUOSも最初に1型センサーを搭載したインパクトが大きかったということで1点を付けました。

 ミッドレンジは、OPPOとXiaomiがもともとHuaweiが開拓していた市場に割って入っていった認識です。Xiaomiは単に割って入ったのではなく、OPPOを上回るコストパフォーマンスの高さを見せている点を評価しました。とはいえ、OPPOの「Reno5 A」も、しっかりユーザーのニーズを押さえている印象です。

 迷ったのは「Redmi Note 9T」です。同機は、2021年の頭の段階で2万円台を打ち出してきて、“実質1円競争”の先駆けになった端末。なおかつ、Xiaomi初のおサイフ対応ケータイなので、これを評価しないわけにはいかない。

 あとは実績と完成度の高さを評価すると「AQUOS senes6」は外せませんので、3点を付けました。「motorola edge 20」もあの軽さ、質感、スペックというバランスの良さを評価して1点を付けました。

山根氏の配点とコメント

ハイエンド部門

・Galaxy Z Fold3 5G:10点

  • Xperia PRO-I:9点
  • Galaxy Z Flip3 5G:3点
  • Pixel 6 Pro:3点
  • AQUOS R6:0点

ミッドレンジ部門

・Mi 11 Lite 5G:10点

  • motorola edge 20:9点
  • OPPO Reno5 A:6点
  • AQUOS sense6:0点
  • Redmi Note 9T:0点
山根康宏
山根康宏氏

 Galaxy Z Fold3 5Gは、広い画面を自由自在に、当たり前のように扱えます。今までのフォルダブルでは怖くて使えなかった“雨の中”でも使えます。ということで、ベスト1です。

 Xperia PRO-Iは、ハイエンドカメラでありながら、Vlog用途で若いユーザーも取り込める。さらに、スマートフォンのカメラを変える新しい可能性があるところで、評価しました。こちらも10点にしてもいいかな、と悩みましたが、9点です。

 Galaxy Z Flip3 5Gは、“縦折りスマホ”を大衆化させたという点で、評価しました。革新的なテクノロジーを使ったという点よりも、スマートフォンの使い方を変えた端末として見ているので3点です。一方、Pixel 6 Proは独自技術により新しい可能性を見せたということで、こちらも3点にしました。

 ミッドレンジについては、Mi 11 Lite 5Gがいい意味で“Xiaomiらしくない”デザインと5G対応ということで、断トツの評価です。motorola edge 20も同様に、モトローラらしくないデザインと、高価格帯のスマートフォンにも引けを取らないカメラを備えている点で9点です。OPPO Reno5 Aは、Xiaomiの好敵手ということで3番目。これら3機種つを特に推したいという配点です。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る