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ついに発表! 2021年を代表するスマートフォンは?(2/4 ページ)

2021年1月から2021年12月中旬までに発売されたスマートフォンの中からベストな機種を選出する「スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2021」。2021年は「ハイエンド部門」と「ミッドレンジ部門」に分け、各部門で5機種ずつ、最終的に各部門で1機種を選定します。選考委員は、ハイエンド部門とミッドレンジ部門で各25点の持ち点を配分して投票します。

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房野氏の配点とコメント

ハイエンド部門

・Xperia PRO-I:10点

  • Galaxy Z Fold3 5G:6点
  • AQUOS R6:4点
  • Pixel 6 Pro:4点
  • Galaxy Z Flip3 5G:1点

ミッドレンジ部門

・Mi 11 Lite 5G:10点

  • AQUOS sense6:4点
  • motorola edge 20:4点
  • OPPO Reno5 A:4点
  • Redmi Note 9T:3点
房野麻子
房野麻子氏

 ハイエンドに関しては、発表会を見て興奮したものに点を入れたのかもしれない、と改めて思っています。やっぱりXperia PRO-Iは、日本人としてソニーが好きなんだな、と感じた端末でした。これが1位です。Galaxy Z Fold3 5Gは新しいスマホの形ということで、今後にも注目していますし、値段が安くなってくれることも期待して2位です。

 Pixel 6 ProとAQUOS R6はそれぞれ、文字起こし機能などの素晴らしさと、カメラに対する意気込みなどを評価しました。一方、私は縦折りの機構が必要ないと思っているので、Galaxy Z Flip3 5Gは1点です。もちろん、技術的にはすごいことだと思っています。

 ミッドレンジは正直5点ずつでも良いかと思ったのですが、その中でも一番印象に残っているMi 11 Lite 5Gにしました。あとは均等割にしつつ、Redmi Note 9Tだけ3点になってしまった、という感じです。

佐野氏の配点とコメント

ハイエンド部門

・Pixel 6 Pro:10点

  • Xperia PRO-I:6点
  • AQUOS R6:5 点
  • Galaxy Z Flip3 5G:2点
  • Galaxy Z Fold3 5G:2点

ミッドレンジ部門

・Redmi Note 9T:10点

  • Mi 11 Lite 5G:8点
  • OPPO Reno5 A:7点
  • AQUOS sense6:0点
  • motorola edge 20:0点

 文字起こしや翻訳など、他の機種では代替できない価値を提供していたのはPixel 6 Proだと思い、そこを高く評価しました。他は1型センサー搭載機種がほぼ同じ配点になっています。ただし、どうしても同じ点数を割り振れなかったので、カメラとしての充実度が高いXperia PRO-Iの方を高くしています。

 折りたたみの2機種に関しては、価格がネック。特にGalaxy Z Fold3 5Gは、従来の25万円から23万円になった程度の下げ幅で、米国ほどの下げ幅になっていなかったことがちょっと残念だったので少し低めにしました。

 ミッドレンジでは、Redmi Note 9Tの2万円がインパクトありました。同機はFeliCaに対応したこともポイント。ここから他のメーカーもFeliCa対応にシフトした印象です。そういった日本市場への力の入れ具合を評価しました。もちろん、ハードの出来としてはMi 11 Lite 5Gが良いんですけれどね。

 OPPO Reno5 AはMi 11 Lite 5Gと比較されることが多いのですが、どちらもバランスが良い素晴らしい端末だと思うので、ほぼ同じ点数を配分しています。

 一方、点をつけなかった2機種について、AQUOS sense6は性能が上がった分、値段も高くなっているのが気になりました。senseシリーズを求めるユーザー層とのズレが生じてきたのではないかと思っています。motorola edge 20はXiaomiとは逆でFeliCaが入っていないんですよ。あのタイミングで主要メーカーから出てきた端末としてはどうかな、と感じました。

太田氏の配点とコメント

ハイエンド部門

・Pixel 6 Pro:10点

  • Galaxy Z Fold3 5G:8点
  • Xperia PRO-I:7点
  • AQUOS R6:0点
  • Galaxy Z Flip3 5G:0点

ミッドレンジ部門

・AQUOS sense6:10点

  • OPPO Reno5 A:5点
  • Redmi Note 9T:5点
  • Mi 11 Lite 5G:3点
  • motorola edge 20:2点
太田百合子
太田百合子氏

 Pixel 6 Proで評価したのが音声認識機能です。英語は少し前からできましたが、ようやく日本語が対応して、すごく感動しました。待ち焦がれていた機能でしたし、オンデバイスというのが重要なキーワードで、Googleがやりたいことがすごく明確に出ている1台だったと思います。今までのPixelシリーズはどこかパッとしない印象があったんですが、今回はGoogleが本気を出してきたなと感じました。この先が本当に楽しみです。

 Galaxy Z Fold3 5Gは3世代目ということもあって、従来機種にあった不満をしっかり解消してきて、よくできた端末だと思うのですが、いかんせん値段が高くて私は手が出ませんでした。もう少し価格面でこなれてきたら1位にしたいな、と思っています。

 Xperia PRO-Iに関しては、発表会で触った印象での評価です。これが実際に運用して熱を持たないかとか、実際に試せていない部分があるので、1位にするのは難しいかな、と思った次第です。

 ミッドレンジは、全体としてメーカーとしてシャープが頑張っていたな、という印象がありました。コストパフォーマンスの良さやバランスの良さを評価しています。

 Xiaomiが価格破壊を起こしてインパクトがあったのですが、私の中で一番良かったのはRedmi Note 9Tでして、おサイフケータイ対応できたのが本当に衝撃でした。採点は悩んだのですが、Mi 11 Lite 5Gよりはこちらを高くしました。ただし、Xiaomiは型番がややこしすぎるので、「ちゃんと整えてください」とここで言っておきたい(笑)。

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