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閉じて開いて半開き 「Galaxy Z Fold3 5G」は“折りたたみ”ならではのカメラを楽しめる(1/4 ページ)

2021年秋に登場した「Galaxy Z Fold3 5G」。折りたたみ式スマホならではの楽しみ方として、「閉じたまま」「半開き」「全開き」の3パターンでカメラを扱える点がある。実際に使わないとわからない、実に多彩な撮り方を楽しめるスマホなのである。

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Galaxy Z Fold3 5G
折りたたんだ状態だと単に細長くて分厚いスマートフォンの「Galaxy Z Fold3 5G」

 2021年秋に登場したGalaxyのZシリーズも3代目になって第一期完成形になったんじゃないかという感じがありますな。「Galaxy Z Flip3 5G」も「Galaxy Z Fold3 5G」も完成度が増したし、防水も含めて過不足なく必要な機能・機構がそろい、折りたたみ式ならではのカメラの楽しさも見えてきた。

 といいつつ、いつもの通り正面からGalaxy Z Fold3 5Gを構えても、良さ・面白さが全く分からないんだが、実に多彩な撮り方を楽しめるスマホなのである。

 Z Fold3 5Gの3つ並んだカメラユニット自体は前モデルのZ Fold 2と変わらないというので(残念)、ここではZ Fold3 5Gで完成された感のあるZならではの撮り方で遊んでみたい。いやもう、何が何だかってくらいバリエーションあるから。

Galaxy Z Fold3 5G
Galaxy Zシリーズ。左がコンパクトなZ Flip3、右が今回レビューするZ Fold3 5Gだ。

閉じて開いて半開き

 Galaxy Z Fold3 5Gのディスプレイは外側(カバー画面)と内側に両方あり、閉じたままでは「細長くて分厚いスマートフォン」として、開くと巨大画面の薄いスマートフォンとして使える。3連のカメラは0.5x、1x、2xだ。

Galaxy Z Fold3 5G
トリプルカメラ。13mm相当、24mm相当、52mm相当となっている。構成は前モデルと同じだ

 まず、撮影の基本スタイルはこれ。閉じたまま「カバー画面」で撮る。電源キーをダブルクリックするとカメラが起動するので、これが一番早い。前モデルに比べてカバー画面が大きく見やすくなったので、この状態で十分使えるのだ。

Galaxy Z Fold3 5G
閉じた状態でもカバー画面を使ってさっと撮れるのが良さだ

 で、お約束なのでガスタンク写真を。残念ながらGalaxy S21やGalaxy Note10+とはカメラユニットが異なり、性能はちょっと劣るけど、色の豊かさや鮮やかさはさすがGalaxyである。

Galaxy Z Fold3 5G
24mm相当の広角でガスタンク。1200万画素でF1.8
Galaxy Z Fold3 5G
13mm相当の超広角でガスタンク。1200万画素でF2.2
Galaxy Z Fold3 5G
52mm相当の望遠カメラでガスタンク。1200万画素でF2.4

 縦位置でも1つ。

Galaxy Z Fold3 5G
縦位置の望遠で人物を撮ってみた
Galaxy Z Fold3 5G
HDRがちゃんと働いて背景は飛ばず、人物も暗くならずいい感じに撮れるのはさすがGalaxyだ

 折りたたんだ状態だと非常にスリムで片手で持ちやすいので、右手で持って左手で猫をなでながら撮るとかもしやすい。

Galaxy Z Fold3 5G
猫が近づいてきたので左手で顎をなでながら右手で撮影。広角カメラで

 ささっと料理を撮りたいときなんかも、カバー画面を使うのがおすすめだ。

Galaxy Z Fold3 5G
これも左手でフォークを操りつつ右手で。自動的に料理と認識してくれた。手ブレ補正がしっかりしているので、室内片手撮りでもOK
Galaxy Z Fold3 5G
ディテールの描写は甘いけど、色の鮮やかさはよい
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