Pixel 6シリーズにイレギュラーなセキュリティアップデート

Googleが「Pixel 6」シリーズのみを対象とするイレギュラーなセキュリティアップデートを配信した。容量は10MB以上。ビルド番号は「SQ1D.220205.003」から「SQ1D.220205.004」に更新された。

[佐藤由紀子，ITmedia]

　米Googleは通常、毎月の月初にAndroidおよびPixel向けのセキュリティアップデートを配信する。2月の更新は7日に配信済みだ。ところが18日に筆者の「Pixel 6 Pro」にセキュリティアップデートが配信された。容量は10.25MBと比較的大きい。

　本稿執筆現在、Pixel CommunityにもPixel Update Bulletinにもこのアップデートについての情報は公開されていないが、米Android Policeなどによると、このアップデートはPixel 6シリーズのみが対象という。

　アップデート完了後、Pixel 6 Proのビルド番号は「SQ1D.220205.003」から「SQ1D.220205.004」に更新された。

　セキュリティ研究者のダニエル・マイケイ氏は、このアップデートにはAPNやキャリア関連の変更はなく、セキュリティ修正の追加と、Camera HAL APEXの更新とSamsung RIL HALライブラリの修正だけだろうとツイートした。その後、オーディオアンプのファームウェアもアップデートされたとツイートした。

　昨年10月に発表のPixel 6シリーズは、初のオリジナルSoC「Google Tensor」搭載端末。月例アップデートが他のPixelシリーズより遅れたり、2カ月分まとめて配信されたりと、これまでも異例なことが多かった。