ソフトバンクのスマートフォンを振り返る 圧倒的だったiPhoneから独占販売のBALMUDA Phoneまで:ITmedia Mobile 20周年特別企画(2/3 ページ)
ITmedia Mobileの20周年を記念した企画の最終回。最後はソフトバンクが販売してきたスマートフォンを取り上げる。ボーダフォン時代、2004年に発売したノキア製「Vodafone 702NK」を皮切りに、日本初となるiPhoneの販売を行い、現在はユニークなAndroid端末を多く販売している。
シャープ製Androidスマホが多数 Xperiaは「Z3」からラインアップに
2011年頃からソフトバンクのスマートフォンは基本的にiPhoneが主力となった。Androidスマホはハイスペックモデルもシンプルモデルもシャープ製が多くなる。2012年には「106SH(AQUOS PHONE Xx)」が登場し、それ以降、2017年に「AQUOS R」が登場するまで、ソフトバンク向けAQUOSシリーズのフラグシップモデルは「Xx(ダブルエックス)」が付くようになった。
もちろん、シャープ製以外のAndroid端末も取り扱っている。女子中高生を意識して開発されたHONEY BEEシリーズのスマートフォン「HONEY BEE 101K」(京セラ製 2012年)、モトローラ・モビリティ製の薄型モデル「RAZR M 201M」の他、富士通モバイルコミュニケーションズ製のARROWS Aシリーズ、京セラ製のDIGNOシリーズ、Huawei製端末も扱っている。実はGalaxyも1モデル、「Galaxy S6 edge」(2015年)を取り扱っている。
Xperiaシリーズが加わったのは2014年の「Xperia Z3」からだ。Xperia Z3は、5.2型フルHDディスプレイ、2070万画素カメラを搭載するフラグシップモデルだった。それ以降も継続的にXperia端末を扱っている。ソフトバンクのXperiaはグローバル版のデザインをそのまま採用し、ソフトバンクのロゴがないことが特徴となっている。
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