「Redmi Note 11」と「Redmi Note 10T」は何が違う? スペックから性能までを徹底比較(2/3 ページ)
3月発売の「Redmi Note 11」と4月発売の「Redmi Note 10T」。名前は似ているがスペックは違う。どちらも長短併せ持ったスマホなので、違いを検証してみた。
画面の見やすさはRedmi Note 11に軍配
Redmi Note 10Tは約6.4型の液晶ディスプレイ、Redmi Note 11は6.43型の有機ELディスプレイを搭載している。両モデルの画面の明るさを最大にして比べてみると、明るさではNote 11が圧勝。しかも、明るいだけでなく、コントラストが高く、鮮やかな画質で表示される。Note 11は晴れた日の屋外での視認性もよく、撮影した写真や動画も鮮やかな色で表示されるので、気持ちよく使えるはずだ。
なお、どちらもリフレッシュレートは最大90Hz。最近は、120Hzに対応する機種も触れているが、2〜3万円台で90Hzに設定できれば上々と言えよう。
「ダークモード」と、ディスプレイの表示を暖色系に切り替えて目の負担を軽減する「読書モード」はどちらも搭載。ただし、Redmi Note 11の読書モードは「クラシック」と「ペーパー」の2つから選べる。また、Note 11のディスプレイは有機ELなので、画面をオフにした黒い画面に、時計やお気に入りの画像などを表示できる「常時オンディスプレイ」にも対応している。
カメラはスペックではRedmi Note 11に軍配が上がるが、撮影画質は好勝負
Redmi Note 10Tのアウトカメラはメイン(約5000万画素/F1.8)+深度(200万画素/F2.4)。一方、Redmi Note 11は広角(5000万画素/F1.8)+超広角(800万画素/F2.2)+マクロ(200万画素/F2.4)+深度(200万画素/F2.4)。メインカメラのスペックは同等だが、Note 11は超広角レンズを搭載し、118度の画角で撮影することができる。
撮影した写真を比べてみると、撮影シチュエーションや被写体によって、色の出方に差が生じた。空や緑はRedmi Note 11の方が鮮やかに写ったが、室内で料理を撮るとRedmi Note 10Tの方が見栄えよく写ることが多かった。また、夜景モードもNote 10Tの方が若干明るく写る傾向があった。
デジタルズームは、両モデルともに最大10倍で撮影できる。Note 10Tはピンチ操作でズームする仕様だが、Note 11はワンタップで0.6×(超広角)、1×(広角)、2×(デジタル2倍ズーム)を切り替えられ、2×をタップすると、10倍までを設定できるスケールも表示される。また、Note 11は文書などを認識して、その部分だけをトリミングして保存できる「ドキュメント」モードも備えている。さらに、シャッター音が小さめであることもNote 11のアドバンテージだ。
関連記事
- 海外で10機種以上登場の「Redmi Note 11」シリーズ、日本版と海外最上位モデルを比較
次々と日本市場に低価格スマホを投入するXiaomi。2022年になると「Redmi Note 11」で高性能機の投入を始めた。さまざまなモデルが存在するが、日本版と海外最上位モデルを比較してみた。 - Xiaomiが5Gスマホ「Redmi Note 10T」発表 防水やFeliCaにも対応、ソフトバンク/オープン市場向け
Xiaomiが4月14日、ソフトバンクとオープン市場に向けた5Gスマートフォン「Redmi Note 10T」を発表。ソフトバンクでは4月22日、その他の販路では4月26日に発売される。オープン市場向けのXiaomiスマートフォンとして、初めてIP68の防水・防塵(じん)とFeliCaに対応している。 - Xiaomiが「Redmi Note 11」シリーズを発表 1億800万画素カメラや67W急速充電など
Xiaomiが1月26日、ミッドレンジスマートフォンの「Redmi Note 11」シリーズを発表した。ラインアップは「Redmi Note 11 Pro 5G」「Redmi Note 11 Pro」「Redmi Note 11S」「Redmi Note 11」の4モデル。価格はRedmi Note 11 Pro 5Gが329ドル(約3万7600円)から。 - シリーズ最上位「Redmi Note 11 Pro 5G」もコスパの高さは健在 “ファンの巻き込み”にも注目
Xiaomiは、5月30日にミッドレンジモデルの「Redmi Note 11 Pro 5G」を発売する。Redmi Note 11シリーズの最上位に位置付けられる端末で、カメラにはフラグシップモデルと並ぶ1億800万画素のセンサーを採用する。徐々に日本市場での存在感を高めつつあるXiaomiが、次の一手として送り出すのが「Xiaomiモノ作り研究所」だ。 - Xiaomiの「Redmi Note 11 Pro 5G」が日本上陸 4万4800円で5月30日発売
XiaomiがRedmi Note 11シリーズの新モデル「Redmi Note 11 Pro 5G」を5月30日に発売する。メーカー希望小売価格は4万4800円(税込み)。カメラ、ディスプレイ、バッテリーや急速充電機能に注力した、ミッドレンジまたはミッドハイに位置付けられるRedmi Note 11シリーズの最上位モデルに相当する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.