ニュース
緑のnanoSIMカード×ドコモケータイで「位置情報」の取得に問題発生 SIMカードの交換で対応(一部はソフト更新でも対処)
NTTドコモが4月下旬から発行を開始した最新のnanoSIMカードをAndroidベースのドコモケータイで利用すると、位置情報に関わるサービスに不具合を起こすことが判明した。ドコモショップでのSIMカードの交換による対処の他、一部機種ではソフトウェア更新による対応も講じる。
NTTドコモは5月26日、一部のドコモケータイ(フィーチャーフォン)で最新のUIM(SIM)カードを使うと位置情報に関わるサービスに不具合が発生することを明らかにした。同社では対象機種を利用しているユーザーを対象として影響の出ないUIMカードへの無償交換に応じている他、一部の機種では7月をめどにソフトウェア更新で対処することにしている。
不具合の概要
今回の不具合は、対象機種において「ドコモnanoUIMカード Ver.7」(グリーン)を挿入した場合に以下の事象が発生するというものだ。
- 緊急通報時(110/118/119番への発信時)に測位精度が下がる
- 「イマドコサーチ」や「ケータイお探しサービス」を利用できない
- 端末の「ドコモ位置情報設定」を利用できない
不具合が発生する機種は、いずれもAndroidベースのドコモケータイで、具体的には以下の機種が該当する。
- 旧パナソニック モバイルコミュニケーションズ製
- シャープ製
- AQUOSケータイ SH-06G
- SH-03H(法人向け)
- AQUOSケータイ SH-01J
- SH-02K(法人向け)
- AQUOSケータイ SH-02L
- SH-03L(法人向け)
- FCNT(旧富士通コネクテッドテクノロジーズ)製
不具合の解消方法
不具合の対象機種をと組み合わせて使っているユーザーについては、ドコモショップにおいて1つ前のバージョンである「ドコモnanoUIMカード Ver.6」(ライトブルー)への無償交換を受け付ける。
また、以下の機種については、7月をめどに不具合を解消するためのソフトウェア更新を実施する予定となっている。
- AQUOSケータイ SH-02L
- SH-03L
- arrowsケータイ F-03L
- らくらくホン F-01M
関連記事
- ドコモ、「らくらくホン F-01M」を11月22日発売 3万8016円(税込み)
NTTドコモは、11月22日に富士通コネクテッドテクノロジーズ製「らくらくホン F-01M」を発売する。メニュー画面やワンタッチダイヤルはそのままに、通話品質や聞き取りやすさを向上させている。 - ドコモ、文字の読みやすさ耐久性を備えた折りたたみ式「arrowsケータイ F-03L」7月19日に発売
NTTドコモは7月19日に「arrowsケータイ F-03L」を発売する。3.4型の大画面に標準サイズよりも約1.8倍大きな文字を表示し、画面の輝度を上げてより見やすくすることもできる。VoLTE通話にも対応し、「はっきりボイス」「あわせるボイス」と合わせて高品質かつクリアな通話を提供する。 - ドコモ、「AQUOSケータイ SH-02L」を2月8日に発売 約3万円
NTTドコモは、2月8日にシャープ製spモード対応携帯電話「AQUOSケータイ SH-02L」を発売する。「でかレシーバー」などの搭載で聞きやすさを強化し、見やすい色調の画質にする「はっきりビュー」機能も備える。このほかテザリングやPCメール対応、ボイスレコーダーなどビジネスにも役立つ各種機能を利用可能だ。 - 「SH-01J」に神アップデート テザリング可能に
聞いてください。筆者のメイン携帯電話「AQUOS ケータイ SH-01J」が機能バージョンアップでテザリングできるようになったんです! - ドコモ、VoLTEケータイ「P-smart ケータイ P-01J」を11月4日発売 新規・MNPだと実質0円に
パナソニック モバイルコミュニケーションズとしては初めてとなるAndroidベースのケータイ(フィーチャーフォン)が、NTTドコモから登場する。VoLTEによる高音質通話に対応して、価格は約3.4万円程度となる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.