何だか気持ち悪い iPhoneで撮影した写真の「ちょっとした傾き」を直す方法:荻窪圭のiPhoneカメラ講座(1/2 ページ)
筆者は仕事柄かもしれないが、微妙に傾いている写真がすごく気になる。実際に傾いて撮れてしまった写真を見つつ、修正する方法を解説する。
仕事柄かもしれないけど、微妙に傾いている写真ってすごく気になるのである。最近はテレビや既存の大手メディアが使っている写真でも微妙に傾いていることがあって、それがなんだか気持ち悪い。
他の人はどうなんだろう。多くの人は気にならないのだろうか。
このような写真だ。ちなみにどれもiPhoneで筆者が撮ったもの。まあ、なんだかんだいって筆者も撮っているのだ。気軽に撮ったり片手で撮っていたり考えなしに撮ったりすると水平ってずれがちで、縦横の直線が多い建物や町中のスナップだとより目立ってしまうのだ。
真正面から撮った写真が傾いているってのはまあ注意不足というか、画面にガイド線を表示させてちゃんとチェックしてね、で終わりだけど、建物を斜め下から見上げて撮ったり、街並みを斜めから撮ったりすると、体内に水準器を持っているような人や水平垂直が体に染みついているプロならともかく、普通の人はなかなか難しい。
そんなとき、どうするのがいいか。
町中で地平線や水平線は見えない。建物には直線がいっぱいあってどれを水平・垂直にすればいいのか分からない。
コツは、構図の中央にある縦線が垂直になるようアングルを調整して撮ること。中央に縦線があるかどうかはまあその時々だけど、「中央の縦のラインを垂直に」を意識するだけでずいぶんと変わるのだ。
もう1例見てみよう。よく見ると右に少し傾いている。主要被写体である社殿の中央部分が垂直になるように撮っちゃったからだ。
でも、構図の中央が垂直になるように撮るとより自然で傾きもなくなる。
電子水準器表示機能を持っているカメラアプリを使えばいいのだけど、日常のちょっとした撮影でそこまではしないよね、ということで。
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