コミックアプリ利用率は「LINEマンガ」がトップ、46.2%が課金経験あり MMDの調査
MMD研究所が「コミックアプリ・サービスに関する調査」の結果を発表。利用したことがあるコミックアプリのトップは「LINEマンガ」で、利用者の46.2%が課金経験ありと回答している。
MMD研究所は、7月25日に「コミックアプリ・サービスに関する調査」の結果を発表した。対象はスマートフォン、タブレット、PCいずれかを所有する15〜69歳の男女6782人で、調査機関は6月29日〜30日。
対象のうち「コミックアプリ・サービスを利用したことがある」と回答したのは35.6%で、性年代別で最も利用経験の割合が高かったのは女性10代の68.2%。利用したことがあるサービスを複数回答で聞いたところ「LINEマンガ」が41.9%、「ピッコマ」が37.3%、「少年ジャンプ+」が23.4%となった。
サービスへの課金経験を聞いたところ、46.2%が「課金したことがある」と回答。性年代別で見ると、課金経験の割合が高いのは男性20代の59.8%で、50代以外は男性の方が課金経験の割合が高い。利用経験率が最も高い女性10代の課金経験率は21.6%と最も低い結果となった。課金経験の割合を見ると「ebookjapan」が52.2%、「コミックシーモア」が45.3%、「Renta!」が41.9%となった。
縦スクロールで読めるWEBTOON(ウェブトゥーン)の漫画の例を示し、言葉自体の認知と閲覧経験を聞いたところ、言葉自体の認知率は31.8%、閲覧したことがあるのは41.7%。閲覧したことがあると回答した1009人へ読んだことがあるサービスを複数回答で聞いたところ「LINEマンガ」が30.5%、「ピッコマ」が27.5%、「めちゃコミック」が13.0%となった。
また、同じ内容のコミックの場合通常フォーマット(紙面のコミックと同様のコマ割り)とWEBTOONどちらで読みたいか聞いたところ、WEBTOONのフォーマットでの閲覧意向は25.0%となった。性年代別でみると、10〜20代男性はWEBTOONの閲覧意向が低くなっている。
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