Lenovoがメガネ型ディスプレイ「Lenovo Glasses T1」を発表 2022年後半に中国で先行発売:その他の地域は2023年発売予定
Lenovoがコンシューマー向けのメガネ型ディスプレイを発表した。まず中国で先行発売した上で、2023年に他の地域での展開を図るという。
Lenovoは9月1日(中央ヨーロッパ時間)、コンシューマー向けのメガネ型ウェアラブルディスプレイ「Lenovo Glasses T1」を発表した。価格は未定で、中国では「Lenovo Yoga Glasses」という名称で2022年後半から先行販売される予定だ。その他の地域では、2023年に市場を絞って展開するという。
Lenovo Glasses T1
Lenovoのメガネ型ウェアラブルデバイスとしては、法人向けに「ThinkReality A3」が既に登場している。ThinkReality A3は「AR(拡張現実)グラス」という位置付けで、利用にはある程度の3Dグラフィックス性能を備えるPC、またはハイエンドのスマートフォンが必要となる。
それに対して、Lenovo Glasses T1は動画をプライベートに楽しむ“メガネ型ディスプレイ”というカジュアルな位置付けとなっている。高いグラフィックス要件も求められない(詳しくは後述)。
両眼にはフルHD解像度(1920×1080ピクセル)、最大リフレッシュレート60Hzのマイクロ有機ELディスプレイが搭載されている。目の疲労感を軽減すべく、ハードウェアベースのブルーライト/フリッカー抑制機能も備えている。普段視力を矯正している人のために、処方レンズに対応した「レンズフレーム」も付属している。つるの部分には高品質スピーカーが備え付けられている。
T1の本体にはUSB Type-Cケーブルが付いており、フルファンクションの(≒DisplayPort Alternate Modeに対応する)USB Type-C端子を持つPC、スマホやタブレットと“直結”できるようになっている。HDMI出力を持つ機器とは、別売の「HDMIアダプター」を用意することで接続可能だ。iPhoneの映像を入力したい場合は、HDMIアダプターに加えてApple純正の「Lightning to Digital AV Adapter」を用意しよう。
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