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「LTEの父」尾上誠蔵氏がITU電気通信標準化局長に 任期は2023年1月から4年間

NTTドコモでの在職中、LTE(Long Term Evolution)規格の策定に大きく貢献したNTTの尾上誠蔵CSSOが、国際電気通信連合(ITU)の電気通信標準化局長に就任することになった。任期は2023年から4年間だ。

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 国際電気通信連合(ITU)は9月30日(中央ヨーロッパ時間)、全権委員会議において新しい電気通信標準化局長を決める選挙を実施した。その結果、日本の総務省が擁立したNTT(日本電信電話)の尾上誠蔵CSSO(※1)が新しい局長に就任することが決まった。任期は2023年1月からの4年間となる。

(※1)Chief Standardization Strategy Officer:最高標準化戦略責任者

尾上氏
2023年から4年間、ITUの電気通信標準化局長を務めることになった尾上誠三氏(出典:ITU

 今回の電気通信標準化局長選挙には、尾上氏の他にビレル・ジャムシ氏(チュニジア:ITU電気通信標準化局職員)とトーマス・ツィルケ氏(ドイツ)の2名が立候補していた。

 当選には全権委員会議に出席している国(今回は181カ国)の過半数の得票が必要だが、尾上氏は1回目の投票で93票を獲得。参加国の過半数の得票を得たため、決選投票をすることなく当選が決まった。

 なお先述の通り、局長の任期は4年となる。再選は1回に限り可能だ。

立候補者
今回の電気通信標準化局長選挙は3名による争いだった(出典:ITU
経歴
尾上氏のプロフィール(出典:総務省

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