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「Vポイント」と「Tポイント」が統合へ 三井住友FGとCCCグループが基本合意:詳細はこれから検討
三井住友フィナンシャルグループ、三井住友カード、カルチュア・コンビニエンス・クラブとCCCMKホールディングスの4社は、将来の「Vポイント」と「Tポイント」の統合を前提とした資本・業務提携契約の締結で基本合意した。今後、2022年末までに本契約を締結すべく提携の詳細を検討していくことになる。
三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)、三井住友カード(SMC)、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)とCCC MKホールディングス(CCCMKHD)は10月3日、資本・業務提携に向けた基本合意書を締結したことを発表した。最終的には「Vポイント」と「Tポイント」を統合した“新しいポイントサービス”の誕生を目指しており、2022年内をめどに提携に関する最終契約書の締結を予定している。
資本・業務提携の概要
現在、SMCはSMFGのグループ企業(SMBCグループ)の共通ポイントプログラムとして「Vポイント」を運営している。一方で、CCCMKHDはCCCグループや提携企業と共通ポイントプログラムとして「Tポイント」を運営している。
今回4社が基本合意した内容は以下の通りで、具体的な提携内容は今後検討が進められる。
資本提携
現在CCCの完全子会社であるCCCMKHDについて、SMBCグループが株式の4割を保有することでCCCグループとSMBCグループの共同事業会社化する。
業務提携
VポイントとTポイントを統合し、新しいポイントサービスの誕生を目指す。キャッシュレス決済の分野における提携も行うことで、ポイントと決済を組み合わせた新サービス(モバイル決済など)の提供も検討しているという。
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