iOSアップデート終了も、iPhone7/6sの中古価格が上昇 ニューズドテックの10月ランキング
ニューズドテックは、2022年10月度の中古スマホ販売数ランキングを発表。新品に近い端末の販売もあり前年同期比で販売価格が152%上昇し、販売数も同103%となった。
ニューズドテック(旧携帯市場)は、11月9日に2022年10月度の中古スマホ販売数ランキングを発表した。集計期間は10月1日〜10月31日で、インターネット通販「みんなのすまほ」(楽天市場、Yahoo!ショッピング)の結果を集計している。
iPhone販売数ランキング1位は5カ月連続でiPhone 8となり、2位はiPhone SE(第2世代)、3位はiPhone 7となった。安価で小サイズ、物理ボタン搭載のiPhone 7、iPhone 6sシリーズは根強い人気があり、iOSのアップデートが打ち切られたにもかかわらず、値上がりしている。
10月のiPhone平均価格を比較すると、2021年は2万5583円に対し、2022年は3万6816円と約1万1000円(144%)、8月〜10月間は前年同期比152%となった。同社はこの要因に中古品だけではなく新品に近い「新古品」や、2〜3年前の比較的新しい型落ちの需要が増えた影響が考えられるとしている。10月のiPhone販売数を比較すると2021年は881件に対し、2022年は951件と108%、8月〜10月間は前年同期比103%で推移している。
Android販売数ランキング1位はarrows Be3、2位はTORQUE G04、3 位はAQUOS sense basicとなった。10月の平均価格を比較すると2021年は1万5545円に対し、2022年は1万7453円と約2000円(112%)上昇、8月〜10月間は前年同期比142%となった。iPhoneと同様に上位機種の型落ちが人気を集めた一方、販売数は同期比で97.3%と微減している。
また、同社が運営する「みんなのすまほ」楽天市場店、「ニューズドフォン」楽天市場店では、11月4日〜11月11日に対象商品の購入で楽天ポイントが10倍になるキャンペーン「お買い物マラソン」に参加中だ。
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