iPhoneからAndroidにデータを移行する方法 写真、LINE、アプリなどデータ種別に解説(2/4 ページ)
スマートフォンの価格が高騰しており、安価で快適に使えるミドルレンジ以下のAndroid端末への機種変更を考えている人もいるだろう。今回はiPhoneからAndroid端末への移行方法について解説する。
写真を丸ごとバックアップする方法
iPhone内の写真を新しいスマホに移さず、まとめて別の場所にバックアップを取りたい場合もあるだろう。全てiCloudと同期している場合は、PC版iTunesをインストールし、PCのiCloud同期ツールで写真を同期したデータを別の場所に保存すればいい。また、PhoneとPCを接続し、DCIMフォルダの内容を全てコピーする方法もある。
iPhone内の写真が多すぎてストレージ容量を圧迫していた場合は、これらのデータを有料の大容量クラウドストレージに保存するのも手だ。特におすすめなのは、Amazonプライム会員が無料かつ写真に限り容量無制限で保存できる「Amazon Photos」だ。
Amazonプライム会員がこのサービスを使うと、クラウドストレージに写真を無制限に保存でき、スマホのアプリやPCからいつでも閲覧できる。ただし、動画の保存は容量制限があり、ストレージ容量の契約を追加しない限り10GB(無料の5GB+プライム会員の5GB)までだ。とはいえ、今までスマホで撮りためた写真の保管庫としては使い勝手がいい。
Safariのブックマークは、PCを使ってChromeと同期する
各社の移行ツールで移行しづらいのが、Safariのブックマークだ。移行したい場合はPC版iTunesをインストールしてiCloud管理ツールを使い、PC版Chromeと同期しよう。
具体的には、まずiPhoneのSafariのブックマークがiCloudと同期していることを確認する。次に、PCにiTunesをインストールしてiCloud管理ツールとChrome用の拡張機能を使い、Chromeのブックマークの同期を有効にしよう。あとは、PCのChromeとAndroidスマホのChromeを同じGoogleアカウントで同期し、iPhoneのブックマークだったものを使いやすいフォルダに移せばいい。
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