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スマホ+AIで脳の健康をチェック ドコモが試作アプリを公開

NTTドコモは、スマートフォンとAI技術を活用した「脳の健康チェックAI」を開発。頬や舌などの口周りの運動を判定しながら脳のトレーニングを同時に行う「脳の健康トレーニングAI」も開発した。

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 NTTドコモは、1月26日に「脳の健康チェックAI」と、東北大学と共同で開発した「脳の健康トレーニングAI」を発表した。社会課題となっている認知症や、口や脳の機能低下に伴う課題の解決を目指す。

NTTドコモ
「脳の健康チェックAI」と「脳の健康トレーニングAI」を開発

 脳の健康チェックAIは普段利用しているスマートフォンの利用傾向や歩数、位置情報などを分析し、情報処理や遂行力などの6つの観点から脳の健康状態をAIがチェック。日々の生活で得られるデータを分析して脳の健康に関連する能力をスコア化し、利用者は普段通りにスマートフォンを利用するだけで脳の健康状態の変化に気付けるという。利用者に対して脳の健康トレーニングなど望ましい行動を促す他、専門的な認知症検査の受検を案内するなど、早期対策に向けた情報も提供する。

NTTドコモ
「脳の健康チェックAI」のイメージ

 脳の健康トレーニングAIは、頬や舌などの口周りの運動をスマートフォンのカメラ映像をAIが自動判定しながら、計算課題などの脳のトレーニングを同時に行う。4種類のゲームを楽しむ感覚で口と脳の健康維持や増進が図れ、アプリの継続利用にも期待できるとしている。

NTTドコモ
「脳の健康トレーニングAI」のイメージ

 実用化に向けてアプリの利用効果や使用感を評価し、2025年3月までのサービス化を目指す。また、これらのAIを搭載した試作アプリを2月2日からオンライン上で開催する「docomo Open House' 23」で公開する。

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