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Androidに4月の月例更新 「致命的」6件を含む多数の脆弱性を修正(Pixel月例はまだ)
GoogleはAndroid向けの4月の月例セキュリティ情報を公開した。6件の「致命的」な脆弱性を含む69件の脆弱性に対処する。そのうち1件は「追加の実行権限を必要とせずにリモートコードを実行する可能性がある」というものだ。
米Googleは4月3日(現地時間)、Androidの月例セキュリティ情報の4月版を公開した。原則的に毎月第1月曜日に公開している。通常は同時にPixelの月例更新も発表するのだが、本稿執筆現在、Pixelについてはまだ情報がない。
今回の更新では、Androidのシステムとフレームワークについては2つの危険度「致命的」を含む28件の脆弱性に対処した。ベンダー固有の脆弱性については4件の「致命的」を含む41件に対処した。
「致命的」の1つは、物理的に近くにいる攻撃者が端末のコードを実行できてしまうというものだ。
アップデートはロールアウト中(筆者のPixel 7 Proにはまだ来ていない)。確認するには、[設定]→[システム]→[システムアップデート]で「アップデートをチェック」をタップする。
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