auからの乗り換えにオススメのキャリア【2023年5月】:UQ mobileの新プランへの乗り換えはお得?:スマホ料金プランの選び方(1/2 ページ)
スマホキャリアにMNOを選ぶ人は多いだろう。しかし、格安SIMなら利用状況によって同等のサービスが受けられる場合がある。今回はauから乗り換えるのにオススメなキャリアを紹介する。
スマホキャリアは今でもドコモ、au、ソフトバンクの3社を選ぶ人が多いですが、格安SIMなら安い料金で同等のサービスが受けられる場合があります。そこで、ドコモ、ソフトバンクに続き、今回はauからの乗り換えにオススメのキャリアを解説します。毎月のデータ使用量に応じて、自身に最適なキャリアを見つけてください(記事中の料金は全て税込み)。
オススメはUQ mobile
料金はUQ mobileが断然安い
auからの乗り換え先で最もオススメなのはUQ mobileです。auとほぼ同じサービスが安い料金で受けられるので、格安SIMが初めての人に最もオススメのキャリアです。現在auを契約中で、月のデータ使用量が20GB以下なら今すぐUQ mobileに乗り換えましょう。
UQ mobileは6月1日から新料金プランを提供します。新プランは月20GBのデータ通信と10分かけ放題が付いた「コミコミプラン」、月15GBの「トクトクプラン」、月4GBの「ミニミニプラン」の3つです。トクトクプランとミニミニプランは、auひかりやauでんきなどとのセット割「自宅セット割」、家族で契約すればお得な「家族セット割」、支払い方法をau PAY カードにすればお得な「au PAY カードお支払い割」が適用できます。
auとUQ mobileの料金を比較すると、月20GB以下なら常にUQ mobileの方がお得です。通常料金はもちろん、自宅セット割適用時も家族セット割適用時もUQ mobileが安いです。なお、au PAY カードは年会費無料で、料金支払いをau Pay カードに設定すると毎月料金が割引されるので、持っていない人はこれを機に入会しましょう。
auにはないメリットも
UQ mobileは全国の店舗でサポートが受けられるのもメリットです。他の多くの格安SIMはWebから自身で各種手続きを行う必要がありますが、UQ mobileはauと同様に店舗があるので安心です。また、auで買ったスマホはiPhoneもAndroidスマホもそのまま使えるのも安心です。一部の古い機種を除くとSIMロック解除も不要なので、乗り換え後にSIMを差し替えれば現在の端末がそのまま使えます。
UQ mobileにはauにはないサービスもあります。3つのプランはいずれも使い切れずに余ったデータ容量を翌月に繰り越せるので、月ごとのデータ使用量の変動をうまく吸収できます。
また、トクトクプランとコミコミプランはデータ容量を使い切ったあとも最大1Mbpsで通信できます。1MbpsならYouTubeも標準画質で詰まらずに視聴できますし、WebサイトやSNSも画像の表示が少し遅れる程度で閲覧できます。容量を使い切っても月末まで何とかしのげるでしょう。
UQ mobileのデメリット
一方、UQ mobileにもいくつかデメリットがあり、場合によっては他キャリアの方がよい場合もあります。
最新のiPhoneが買えない
まず、UQ mobileでは最新のiPhoneが購入できません。記事執筆時点で、UQ mobileで購入できるのはiPhone SE 第3世代と、認定中古品(au Certified)のiPhoneのみです。iPhone14シリーズは発売されておらず、最新のiPhoneはauやAppleでの発売日からかなり遅れて発売されることが多いです。
UQ mobileで最新のiPhoneを使いたい人は、Apple StoreでiPhoneの本体のみを買い、自分でSIMを差し替えて使いましょう。Apple StoreではUQ mobileでも使えるSIMロックフリーのiPhoneが本体のみで購入でき、価格もauの通常価格よりずっと安いです。設定なども簡単なので、最新のiPhoneを買うためにauを契約し続ける必要はありません。
20GB以上のプランがない
6月1日以降にUQ mobileで選べるデータ容量はコミコミプラン(月20GB)が最大です。トクトクプランとコミコミプランは容量超過後も最大1Mbpsで通信できるものの、高速でたくさんのデータを使いたい人は他社の方がいいでしょう。
おすすめは楽天モバイルです。楽天モバイルは月のデータ使用量に応じて料金が決まる従量制のプランで、月20GB以上はどれだけ通信しても月額3278円です。さらにアプリ「Rakuten Link」を使えば国内通話も無料でかけ放題になります。通信品質はauやUQ mobileに比べると劣りますが、2023年6月から都市部でもau回線のローミングを再開するためこれまでよりつながりやすくなるかもしれません。また6月1日開始の「最強プラン」では従来5GBだったパートナー回線での高速データ通信量も無制限になりました。
楽天モバイルは他社で発売されたAndroidスマホが使えない場合がありますが、au端末とは相性がよく、多くの端末が楽天モバイルでも使えます。詳細は楽天モバイル公式サイトの「ご利用製品の対応状況確認」ページで確認してください。
また、ahamoもオススメです。「ahamo大盛り」オプションを追加すれば月額4950円で月100GBまで使えます。最近は都市部でドコモ回線の「パケ詰まり」が話題になっていますが、2023年夏までに解消予定とされているので、都市部の人は口コミなどを見ながら乗り換えを検討しましょう。
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