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「対話型AI」のコミュニケーションに最も期待しているのはどの層? NTTドコモ調べ
NTTドコモモバイル研究所は5月29日、ChatGPTやBardのような対話型AIを利用した対話アプリやコミュニケーションbot、自動翻訳などに関する期待と不安についての調査結果を公開した。調査結果によれば対話型AIに「期待が大きい」と答えた回答者は全体の51.5%で、前年度より8.4%増加している。
NTTドコモモバイル研究所は5月29日、ChatGPTやBardのような対話型AIを利用した対話アプリやコミュニケーションbot、自動翻訳などに関する期待と不安についての調査結果を公開した。調査結果によれば対話型AIに「期待が大きい」と答えた回答者は51.5%で、前年度より8.4%増加している。なお調査対象は15〜79歳の男女で、有効回答数は6151件としている。
職業別に調査したところ、学生が61.6%「期待が大きい」と答えた。次いで「事務系・技術系従事者」(52.9%)「役員・管理職・自由業」(52.6%)「専業主婦・主夫」(51.6%)と高い割合で「期待が大きい」と答えていた。
学生の回答結果については、2022年度より5%程度「期待が大きい」と答えた層が増加した。一方で「どちらかといえば不安が大きい」「不安が大きい」と答えた層はそれぞれ0.6%増、0.7%増となり、学生がコミュニケーションにおけるAIの期待が高いといえる。
年代別に見ると、10代の60.5%、20代の56%が「期待が大きい」「どちらかといえば期待が大きい」と答えている。この他、同様の回答を行った層は50代で49.2%、60代で51.1%、70代で48.8%だった。
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