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「Nothing Phone (2)」のカメラを検証 基本画質は優秀、他のスマホにはない撮り方も荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

背面が透明で、仕込まれたLEDが光るユニークなスマホ「Nothing Phone(2)」。前モデル「(1)」からスマホとしてもいろいろと進化しているが、カメラの進化もめざましい。特に動く被写体を撮影するとシャッタースピードを変えてくれる機能はペットや家族が遊んでいるシーンを撮影するのにピッタリだ。

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人物撮影はHDRが頑張っている

 では人物から撮っていこう。

 最初に感じたのはHDRが強く効く、ってこと。酷暑の日だったので涼しい室内から屋外を背景に撮ろうとしたら、撮影画面はこんなで背景はまっ白である。人の顔を見つけてそこに露出を合わせるのだから、晴天下の屋外はもちろんまっ白である。あちゃーと思ったのだが。

Nothing Phone (2)レビュー
撮影画面では顔に明るさがあった分背景はまっ白に

 いざ撮影してみると、背景がそれなりに復活しているのだ。

Nothing Phone (2)レビュー
2xで人物撮影。実際の明暗差の大きさを考えたらこのHDRはかなり頑張っているといえる

 HDR時は高速連写して合成しているのだが(なので動いているものを撮るときはシャッタータイミングが難しい)、ハイライト部をかなり抑えているのが分かる。

 もう1枚、今度は1xで日陰と日向の混在カットを。日陰の人物の肌色も日向の青空や川もちゃんと出してくれている。

Nothing Phone (2)レビュー
1xで。こちらは屋外の日陰から川を背景に撮ったもの。日陰だけど顔色はちゃんと出ているし背景の晴天っぷりも描写できている

 人物の割合が小さいとここまでかからないので、ある程度のクセは把握しておく必要はあるけど、これは大変助かる。

 お次は外光が入りつつ白熱灯系のスポットライトもあるという環境。

Nothing Phone (2)レビュー
左側に窓があり左上に照明があり、というコンクリートバックだが、肌の色はちゃんと出ていてよし
Nothing Phone (2)レビュー
超広角カメラで。撮る瞬間にとってくれたポーズが背景のコンクリ感と合わさって面白かったので採用

 ポートレートモード時は美肌機能を使えるのでオンに。

 髪の回りなどエッジの処理はトップクラスの端末に比べると甘いけど、まあよし。

Nothing Phone (2)レビュー
ポートレートモードにて日陰で撮影

 ポートレートモード時はメインカメラの1xしか使えない(2xはない)のでこういう写真を撮りたいときちょっと不便だけど。

Nothing Phone (2)レビュー
ポートレートモードで背景をぼかしてみた。こういう写真を撮りたいときは2xの望遠モードも欲しいかな

 インカメラは3200万画素。センサーサイズは1/2.74型でソニーのIMX615を採用。フォーカスは固定でレンズはF2.45。

 こちらはピクセルビニングではなく、そのまま3200万画素サイズで記録される。さすがにそこまでは必要ないんじゃないかという気はするけれども。

Nothing Phone (2)レビュー
インカメラで自撮りしているの図
Nothing Phone (2)レビュー
3200万画素なので画像サイズは大きいけど、正直、この半分でいいんじゃね?とは思う

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