クレジットカードやスマホ決済の利用シェアトップは? MMDが2023年決済/金融サービスを調査
MMD研究所が、8月28日に「2023年7月決済・金融サービスの利用動向調査」の結果を発表。クレジットカードやQRコード/非接触決済、銀行口座、証券会社などのシェアや利用状況を調査している。
MMDLaboが運営するMMD研究所は、8月28日に「2023年7月決済・金融サービスの利用動向調査」の結果を発表した。調査対象は18歳〜69歳の男女2万5000人で、調査期間は7月21〜25日。
直近1カ月の支払い方法は「現金」が39.7%、「クレジットカード」が26.5%、「QR・バーコード決済」が17.6%。こちらは利用している支払い方法の決済手段を合計100%になるように回答し、集計したもの。
続いて、各サービスの利用状況と現在利用しているサービスについて複数回答で聞いた。クレジットカードは80.3%が利用し、現在利用しているものは「楽天カード」が54.2%、「イオンカード」が22.6%、「PayPayカード」が19.0%。スマートフォン所有者のうちQR/バーコード決済利用は70.3%で、現在利用しているものは「PayPay」が64.9%、「楽天ペイ」が33.1%、「d払い」が28.6%となる。
カード型の非接触決済は56.6%が利用し、「WAON」が35.2%、「Visaのタッチ決済」が26.9%、「Suica」が25.1%。スマートフォンの非接触決済は「Suica」が32.5%、「iD」が21.6%、「nanaco」が16.3%となった。
銀行口座は90.1%が利用し、「ゆうちょ銀行」が58.7%、「楽天銀行」が28.5%、「三菱UFJ銀行」が25.9%。証券会社は33.1%が利用し、「楽天証券」が41.2%、「SBI証券、SBIネオトレード証券」が32.0%、「野村證券」が17.3%となった。
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