KDDI、3D音楽ライブ配信サービス「αU live」提供 アーティスト向けに音楽配信の代行も
KDDIは、360度自由視点の3D音楽ライブ配信サービス「αU live」を提供開始。クラウドレンダリングで幅広い端末に対応し、今後はバーチャルシンガー「花譜」などさまざまなアーティストと連携していく。
KDDIは、10月24日に3D音楽ライブ配信サービス「αU live」を提供開始した。利用料金は公演ごとに視聴チケットを販売する形式で、今後はKAMITSUBAKI STUDIO所属のバーチャルシンガー「花譜」などさまざまなアーティストと連携したコンテンツを配信していく。
本サービスはGoogle Cloudのクラウドレンダリング技術「Immersive Stream for XR」などを活用し、高スペックPCを必要とするようなリアルタイム視点操作などをスマートフォンをはじめ幅広い端末で気軽に体験可能。スマートフォンの画面をなぞれば最大360度好みの角度や距離から視聴でき、上下左右に指を動かせば視点変更、ピンチイン/アウトでズーム調整の操作が行える。
これに伴い、バーチャルタレント「Kizuna AI」を生み出したActiv8へ出資。提携アーティストのライブやActiv8制作コンテンツを提供していく他、2024年度をめどに新たなアーティストの創出を目指すという。
また、11月以降開始に楽曲などの配信代行を行う音楽ディストリビューション事業を開始。バーチャルやリアルのアーティスト、個人やインディーズで活躍するアーティスト向けの音楽配信代行の事業/サービスで、αU liveも含めたアーティストのパフォーマンス映像や楽曲を代理で各音楽配信サービスで配信する。
これによりアーティストはApple Music、Spotify、YouTubeをはじめαU liveも含めた自身のパフォーマンス映像や楽曲を各音楽配信サービスなど170カ国以上へ一括配信できる。本事業はインディーズ/新人アーティストの音楽活動を支援するエッグスとのパートナーシップで推進していく。
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