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楽天モバイルとLINEMOが満足度1位に オリコンが携帯キャリア/格安ブランド向けに調査

oricon MEは「携帯キャリア」「キャリア格安ブランド」の満足度を調査。「楽天モバイル」と「LINEMO」が1位になり、新たに目的別「乗り換え」「新規」ランキングも発表している。

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 oricon MEは、12月1日に「携帯キャリア」「キャリア格安ブランド」の満足度調査結果を発表した。

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「携帯キャリア」「キャリア格安ブランド」の満足度調査結果

 携帯キャリアは移動体回線網を自社で保有し、直接自社ブランドで通信サービスを提供する企業4社が対象。過去1年以内にスマートフォン、フィーチャーフォンの新規契約、機種変更、キャリアの乗り換えのいずれかを行い、現在メインで利用している7707人が回答している。

 総合1位は「楽天モバイル」で、2年ぶり2度目の受賞。評価項目別では、9項目中8項目の「加入手続き」「キャンペーン」「初期設定のしやすさ」「料金プラン」「端末のラインアップ」「利用料金」「サポートサービス」「付帯サービス」で1位を獲得した。特に料金プランの分かりやすさ、選びやすさなどを評価した。料金プラン、利用料金、加入手続きで3社と差をつけて評価され、通信速度も向上した。また、今回新規発表の目的別ランキング「乗り換え」「新規」でも1位となっている。

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携帯キャリアの評価別項目

 キャリア格安ブランドは携帯キャリア会社が運営し、オンライン専用のサービスを提供している企業3社が対象。過去1年以内にスマートフォンの新規契約、プラン変更、キャリアの乗り換えのいずれかを行い、現在メインで利用している2457人が回答した。

 総合1位は「LINEMO(ソフトバンク)」で2年連続の受賞となり、8つの評価項目全てが1位に。料金プランの80超えは携帯キャリア/キャリア格安ブランドの全ランクイン企業で唯一の得点で、今回新規発表の目的別ランキングである乗り換えでも1位を獲得した。

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キャリア格安ブランドの評価別項目

 さらに利用実態調査として、プライベート用で最も利用している携帯キャリア、キャリア格安ブランド、格安SIM、格安スマホのサービスに加入したのは新規契約か乗り換えかを聞いた。携帯キャリア利用者は42.2%がほかの携帯キャリアまたはプランからの乗り換え、41.3%が新規契約となる。

 キャリア格安ブランドの利用者は81.7%が携帯キャリアからの乗り換えで、ahamoはNTTドコモからの乗り換えが8割、LINEMOはソフトバンクからの乗り換えが2割程度、povoはauからの乗り換えが5割弱となった。格安SIM/スマホ利用者は、いずれも60%程度が携帯キャリアからの乗り換え、20%程度が他の格安SIM/スマホからの乗り換えとなった。

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乗り換え前のキャリア/ブランド(携帯キャリア、キャリア格安ブランド)
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乗り換え前のキャリア/ブランド(格安SIM、格安スマホ)

 携帯キャリアまたはキャリア格安ブランドの利用者へ、加入しているプランが自分の利用スタイルに合っていると思うかを聞いた。「とても合っている」と回答した割合は、携帯キャリア利用者が24.3%、キャリア格安ブランド利用者は42.9%となった。個別プランの割合は、携帯キャリア4社では楽天モバイルが50.0%、irumo(NTTドコモ)が35.5%で、キャリア格安ブランド3社ではpovo2.0(KDDI)が58.3%、LINEMOミニプラン(ソフトバンク)が51.2%となった。

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契約プランは利用スタイルに合っているか(プラン別)

 加入している料金プランの改善や要望として「低速でいいので、もっと安価なプランを作ってほしい(低速の安価なプラン)」に対する妥当だという回答は70.2%、「利用している内容がわかりやすいシンプルな料金体系にしてほしい(シンプルな料金体系)」に対する妥当という回答は69.4%となった。一方「長期利用のユーザーへの特典内容の種類を増やしてほしい(長期利用者への特典)」への妥当という回答は携帯キャリア利用者で16.7%、キャリア格安ブランド利用者で24.9%と低い結果になった。

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料金プランをどの程度改善してほしいか

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