キャンドゥで110円の「リール式USB Type-C充電ケーブル」は役に立つ？ 使ってみた結果：100円ショップのガジェットを試す

100円ショップで購入できるデバイスを実際に購入して試していく連載。今回は、キャンドゥで110円で購入できる「タイプC充電ケーブル　リール式」を試してみる。2.4A充電への対応をうたうが、実際のところはどうか……？

[雪城あさぎ，ITmedia]

　　最近、いわゆる「100円ショップ」でスマートフォンやPCを便利に使えるアクセサリー類がよく販売されている。その“実力”はいかほどのものなのか……？

　この記事では、キャンドゥで110円で購入できる「タイプC充電ケーブル　リール式」を試す。「（最大）2.4Aの充電」への対応をうたうが、実際のところはどうなのだろうか。

• →タイプC充電ケーブル　リール式

おことわり

　本記事に掲載されている商品は、全ての店舗で販売されているとは限りません。また、全ての携帯電話／タブレット／PCでの動作を保証するものではありません。

　外観は何の変哲も無い「リール式ケーブル」で、ケーブル部は細く平たい。両方の端子を持って伸ばせば、最長で600mm（60cm）まで伸ばせる。伸ばす際はクリック感があり、一定の箇所でロックできるようになっている。限界まで伸ばした後、さらに伸ばして1回クリック音が鳴ると巻き取れる。

パッケージはチャック付きの袋に入っている

　充電速度だが、2.4Aで出力できるACアダプターを使って実際に「Google Pixel 7 Pro」を充電したところ、12分間で68％→75％まで充電できた。計算上、350mAhを12分（0.2時間）で充電できたので、約1.75Aの出力だった。公称値には届かなかったものの、家庭やカフェなどで休憩しているときにゆっくり充電するのであれば十分そうだ。

　データ転送速度は、Google Pixel 7 Proに1.25GBのデータを転送したところ、約40秒で転送が完了した。秒間31MBのデータ通信ができたことになり、通信速度は約248Mbpsとなる。こちらもUSB 2.0の転送速度には届かないが、価格に対して十分な速度といえるだろう。

　総じて、本製品は必要に応じてカバンのポケットなどに忍ばせておき、充電アダプターやPCなどに接続して使うのであれば価格以上にメリットのある製品といえる。

リール部はカチカチとクリック音が鳴り、固定できる仕様

伸ばすと600mmまで伸びる