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メルカリ、全ログインにパスワードレスの生体認証「パスキー」導入
メルカリは、フリマサービス「メルカリ」へのログイン時にパスワードレスの生体認証機能「パスキー」を導入。電話番号認証と比べてSMSを待たなくていい、入力の手間がないため失敗しにくいなどのメリットがある。
メルカリは、1月29日にフリマサービス「メルカリ」へのログイン時にパスワードレスの生体認証機能「パスキー」を導入。ビットコイン取引サービスから順次導入拡大してきたが、アプリ上の全ログインに適応される。
利用方法は「マイページ>個人情報設定」→「生体認証」→「生体認証を登録する」と操作し、SMSに届いた認証番号を入力し、認証完了したら「パスキー」の登録を行う。iOSではTouch ID(指紋)、Face ID(顔)、パスコード、Androidでは指紋、虹彩、顔、画面ロック認証(PIN、パターン)を使える。iOSのFace IDでは、メルカリアプリでの使用許可が必要な場合がある。
パスキーは電話番号認証と比べてSMSを待たなくていい、入力の手間がないため失敗しにくいなどのメリットがあるという。また、認証時に要求されるユーザーの指紋や顔などの生体情報はメルカリ側に保存されないため、安心して利用できるとしている。
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