「Xperia 5 V」のカメラをいろいろと試す トリプルからデュアルになったが写りはむしろ向上:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(4/4 ページ)
これまでのトリプルカメラからデュアルカメラへと変更された「Xperia 5 V」。レンズの変更はカメラ機能にどう影響を与えているのだろうか。いつものように、あれこれと撮影して試してみよう。
動画はソニーならではの優秀さ
動画はPhotography ProのBASICモードか、別アプリの「Video Pro」か「Cinema Pro」で撮れる。ガチで動画を撮る人はCinema Proがいい。
最高で4K(3840×2160ピクセル)/120fpsまで撮れるし、シネマVlogなんか撮る人は「S-Cinetone」も使える。
ただ、Xperia 5 Vだともっとカジュアルに動画を楽しみたいという人もいるわけで、そんな人用に撮影したビデオクリップを簡単に編集できるアプリとして「Video Creator」が新たに用意された。
Video Creatorは、使いたいクリップ(静止画でも動画でもOK)を選んで「おまかせ編集」すると、自動的に音楽も付けて1本の動画にしてくれるというアプリだ。
簡単ゆえに、できることは非常にシンプルなんだけど、取りあえずおまかせ編集して、編集画面で細かく長さを調節したりテキストを入れたりするのがいいかと思う。
ちょいと電車クリップを3本、それも約30秒の動画にして、「全体の長さに合わせて動画クリップを高速化する」をオンにしてつないでみたのがこちら。
かなり暗くてもきれいだわ。
という感じでざっとチェックしてみたけど、なかなかよいですな。
基本画質が高い上に、あまり派手な味付けをしない。暗所に強い。ボケ具合もきれい。Photo Proも良くあるスマホの「マニュアル撮影」モードよりずっと分かりやすくて使いやすい。さすがソニーだ。
カメラは2つに減ったけど、日常的に使うカメラとしてはこっちの方がいいのである。
(モデル:長谷川美沙)
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