調査リポート
スマホの購入でiPhoneは「ブランド」、Androidは「操作性」を重視 ドコモが調査
NTTドコモのモバイル社会研究所は新機種を購入する際のきっかけ、重視するポイントに関する調査結果を発表。きっかけは「電池の劣化」が最多で、iPhoneは「ブランド」 Androidは「操作性」を重視するユーザーが多い。
NTTドコモのモバイル社会研究所は、スマートフォンユーザーを対象とした新機種を購入する際のきっかけ、重視するポイントに関する調査結果(2023年1月)を発表した。
新機種の購入きっかけについて利用機種別に調査したところ、「電池の劣化」がiPhoneは55%、Androidは49%と約5割になった。iPhoneは「新モデルが発売された」が12%とAndroidの5%と比べて7ポイント高く、シニア向けのスマートフォンでは「スマートフォンが欲しかった」が最多となった。
各利用機種の利用者の年代を見たところ、iPhoneは10〜30代までで47%と約5割に。Androidは30代までが23%と約24ポイントの差があり、若年層の利用が多いことが分かる。シニア向けのスマートフォンは70代が約7割、60代が約2割となった。
購入時に重視することを利用機種別で見たところ、「操作性(持ちやすさ、同系統端末の使い慣れなど)」は全種別で高い。iPhoneは「メーカーや端末のブランドが好きだから」が26%で、「操作性」と比較して僅差ながらも最も高い重視ポイントとなった。Androidは「操作性」「メモリ/ストレージ容量」「カメラ機能」「グラフィック性能」など機能面を重視する傾向にある。
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