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ダイソーの本気を見た! 1100円のヘッドセットやBT 5.3対応完全ワイヤレスイヤフォンを試して分かった強みと弱み(2/3 ページ)

大創産業が「東京ガールズコレクション 2024 SPRING/SUMMER」出展に合わせ、コラボ製品を発表。旬なカラーリングのスマホ関連グッズが低価格で販売されるとのことで、SNSもざわつきました。編集部でも、いくつかのアイテムをピックアップして購入してみましたが果たして……。

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音質は?

 音質は、3000円から5000円程度の完全ワイヤレスイヤフォンに引けを取らないものだと感じました。本製品には「ミュージックモード」と「ゲームモード」があります。

 切り替えは、左右のセンサーボタンを同時に3回タッチすることで行えます。

 ミュージックモードでは映像と一緒に再生をすると一昔前のBluetoothヘッドフォンのような遅延が感じられ、演者が口パクをしているように見えてしまうのですが、ボーカルの伸びが良く、アコースティックな楽器の音もよく再現しています。デジタル音源では、高音部が多少シャリシャリするものの、気にならない程度。低音は1100円という価格だとは思えないほどよく鳴っていると感じました。音楽再生用として使うのであれば十分な音質ではないでしょうか。

 ゲームモードでの遅延はほとんど感じられませんでした。ただ、「余分なデータを切り落としているなぁ」と感じてしまうほどには、音の奥行きが消失してしまいます。かすかな足音を聞き取りたいFPSのようなゲームには向いていないかもしれませんが、タイミングを合わせてタップしていく音ゲーでは問題なく使えるのではないかと思いました。

通話はできる?

 本製品はHFP(ハンズフリー通話)機能に対応しています。スマホにかかってきた電話をセンサーボタンのタップで受けることができます。とはいえ、こちらの声が聞こえなければ意味がありません。声をきちんと拾ってくれるのでしょうか。

 前述のBluetoothヘッドセットと同じように、別のスマホを使って通話を試みたところ、こちらの声をよく拾っていることが確認できました。大声は必要なく、通常より小さめの声、ひとり言のような声でも相手が「え?」と聞き返すようなことはないと感じました。

 ただ、周囲の騒音を抑えて自分の声を聞こえやすくするノイズキャンセリング機能がないので、感度が良い分、足音や周囲のガヤガヤ音などもそのまま伝えてしまうのが難点。人混みで通話する際は、わずかに声を張り上げたほうが良いかもしれません。

ジャケットタイプのカードホルダー付きスマホケース

 ダイソーのスマホケースの多くは110円で販売されていますが、このカードホルダー付きスマホケースは部品が多いだけあって330円という値段です。

 3枚のカードを入れられるカードホルダーが背面に付いており、どこかで見たような気がしないでもありません。

カードホルダー
3枚のカードを入れられるカードホルダー付き

 カラバリは、グレー×パープル、ベージュ×ライトブルー、ピンク×アイボリーで、どれも春らしいくすみカラーとなっています。筆者はピンク×アイボリーを選んでみました。

カードホルダー付きスマホケース
カードホルダー付きスマホケース ピンク×アイボリー

 このスマホケースは、材質がポリウレタンとのことですが、側面と背面、カードホルダー部ではポリカーボネートなど異なる材質を使っているはずなので、何を使っているのか気になるところです。

ポリウレタン
ポリウレタンは合成皮革部分に採用しているはずなので、それ以外の部分の材質が気になる

 カードホルダー部に実際にプラスチックカードを入れてみたところ、他のケースと比べ、“ギチギチ”ではないなと感じました。だからといって、逆さにしたときにすぐに落ちるようなこともありません。すぐに取り出したいカード類を入れておくのに、ちょうど良い緩さとキツさです。

プラスチックカードを挿入
プラスチックカードを入れてみたところ、キツさは感じなかった

 なお、留め具はマグネットタイプです。閉じるときのカチッという音が小気味よく爽快なのですが、磁気ストライプのあるカードではデータが飛んでしまうことがあるので注意しましょう。もっとも、最近では磁気ストライプタイプからICタイプのものへと置き換わりつつありますが。

わずかに見えるマグネット
わずかに凸部が見える。ここにマグネットが仕込まれている

 ケース側面は、サイレントスイッチ以外のボタンをフルカバーしています。柔らかい素材を使っていることもあり、押しやすく、操作に支障はありません。

ケース側面
サイレントスイッチ以外をカバーするタイプ。スリットが入っていることもあり、ボタンを押しやすい

 カメラレンズ部の縁はわずかに高くなっています。

カメラレンズ部
わずかに高くなっているカメラレンズ部の縁

 ディスプレイ側も、わずかに縁が高くなっており、ディスプレイ面を下にして平滑面に置いたとしても、ディスプレイが傷付くことはなさそうです。

ディスプレイ側
わずかに高くなっているディスプレイ側の縁

 メーカーが意図したものではありませんが、ケースホルダーとフラップを使って、スマホスタンドとして使うこともできます。強い力で押さない限り、両者の摩擦力でこのスタイルを保持します。

スマホスタンドとして活用
フラップとケースホルダーの摩擦力でスタンドとしても使えるかもしれない

 ケース側面が柔らかく、指の腹で押せば取り外せます。ネイルデザインを施した爪を傷めたくない人にとって、この着脱のしやすさは「神……!」と感じるかもしれません。

柔らかい側面
側面は柔らかい素材を採用している
外している様子
指の腹どころか、指の背でカメラレンズ部を押さえ、もう片方の指の腹でケース側面を押し上げるだけで外せる

 気になったのは、接着が甘いことです。ケース本体の背面と合成皮革の貼り付けが甘くスキマができています。旬のカラーを採用しデザイン性も高いのに、スキマが見えてしまっては高見えしないのでは? と心配してしまいました。

接着面にスキマ
接着が甘く、スキマができてしまっている

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