新たな縦折りスマホがDOOGEEから登場 タフネスの次は折りたたみだ:山根康宏の海外モバイル探訪記
DOOGEE(ドゥージー)は、主にタフネススマートフォンをオンラインで販売している海外メーカー。日本の技適を取得した端末もあり、日本市場もしっかり視野に入れています。そんなDOOGEEから折りたたみスマートフォンが登場予定です。
DOOGEE(ドゥージー)というスマートフォンメーカーを知っていますか? 主にタフネススマートフォンをオンラインで販売している海外メーカーです。日本の技適を取得した端末もあり、日本市場もしっかり視野に入れています。そんなDOOGEEから折りたたみスマートフォンが登場予定です。
2024年2月にスペイン・バルセロナで開催されたMWC Barcelona 2024の同社ブースに立ち寄ったところ、ブースには大きく折りたたみスマートフォン「DOOGEE Flip X」の写真が掲示されていました。なお写真には2機種が掲載されていましたが、右側のモデルの情報はありません。
現時点で判明しているのは、メインディスプレイが6.9型、2.5KのAMOLED、外側ディスプレイは2.69型のAMOLEDであること。マルチ機能対応ということで、ウィジェットやアプリが動きそうです。メインカメラは1億画素になるとのこと。
プロセッサはMediaTekのHelio G99なので5G非対応、4Gモデルとなります。メモリは32GB、ストレージ256GBです。フレームは金属製で高級感がありました。
残念ながらバッテリー切れということでFlip Xの起動した状態を見ることはできませんでしたが、しっかりと動く実働品とのこと。とはいえまだ開発中のモデルのため、詳細スペックや発売時期、価格は未定です。
本体を開いたところ、ヒンジ部分の折り目はあまり目立たないように感じました。まだ試作機ですから、製品化されるころにはより改善されていくのでしょう。ヒンジの動きは悪くなく、スムーズに開閉できます。インカメラは5000万画素です。
ディスプレイを途中の角度で止めるフレックスモードにも対応します。4G機ということで、低価格で出てくれば、折りたたみスマートフォンをよりメジャーな存在してくれそうです。日本向けに技適の取得もぜひお願いしたいものです。
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