スマホを携帯キャリアで買うのは損? 本体のみをお得に買う方法を解説(1/2 ページ)
スマホを買う際、多くの人はキャリアの店舗やオンラインショップで購入するでしょう。しかし、スマホ本体はキャリア以外で自分で購入した方がお得な場合もあります。そこで今回は、スマホを本体のみでお得に買う方法と注意点を解説します。
スマホを買う際、多くの人はキャリアの店舗やオンラインショップで購入するでしょう。しかし、スマホ本体はキャリア以外で自分で購入した方がお得な場合もあります。そこで今回は、スマホを本体のみでお得に買う方法と注意点を解説します。本体のみを買って使うにはSIMロック解除やSIMカードの交換が必要な場合もあり、注意が必要です。(料金/価格は全て税込み)
スマホ本体を自分で買うメリット/デメリット
冒頭にも記載した通り、多くの人がスマホキャリアで端末を購入しているでしょう。例えば機種変更の場合は店舗に行って展示してある中から端末を選び、カウンターで機種変更を依頼する、という流れが多いと思います。慣れた人はオンラインショップで端末を購入し、届いた端末にSIMを差し替えて自分でデータ移行する、という人もいるかもしれません。
もう1つオススメなのが、自分で端末を用意し、自分でSIMを差し替えて機種変更する、という方法です。機種変更だけでなく、スマホキャリアに契約する際にSIMカードのみ(またはeSIMのみ)を契約し、自分で用意したスマホに入れて使うこともできます。
スマホ本体を自分で用意するメリットは、端末の選択肢が増えることです。例えばiPhoneの場合、大手キャリアで買えるのはほぼ「iPhone 15」シリーズと「iPhone SE(第3世代)」のみです。しかし、最新機種じゃなくてもよい、安いiPhoneが欲しいという人は、自分で端末を用意すれば「iPhone 14/13」シリーズやそれ以前のiPhoneも使えます。逆にUQ mobileやY!mobileでは最新のiPhoneを取り扱っていないので、最新のiPhoneを使う場合は自分で用意しなければなりません。
また、同じ端末がキャリアより安く買える場合も多いです。新規契約/MNP乗り換え時はキャリアでも比較的高額の割引が適用されますが、機種変更は割引額が少ないことも多いです。この場合はスマホ本体を自分で用意することも検討しましょう。筆者もここ数年は、ずっと自分で端末を用意し、機種変更しています。
iPhoneを本体のみでお得に買う方法
まず、iPhoneを本体のみで買うオススメの方法は以下の4つです。
- Apple Storeで買う
- 楽天モバイル公式 楽天市場店で買う
- 中古スマホ店で買う
- キャリアの端末購入プログラムを利用する
最もメジャーなのが、Apple Storeで買う方法です。Apple StoreではSIMフリー版のiPhoneが本体のみで購入できます。在庫も豊富ですし、オンラインで購入しても送料無料です。Apple Storeで購入したiPhoneはSIMフリーで、ドコモ/au/ソフトバンク/楽天モバイルの全回線で使えます。
個人的にApple Storeよりオススメなのが、楽天モバイル公式 楽天市場店で買う方法です。こちらでもApple Storeと同じSIMフリー版が本体のみで購入できます。価格はApple Storeよりやや高い場合が多いですが、購入金額に応じて楽天ポイントが還元されるため、ポイント還元を含めるとApple Storeよりお得になる場合も多いです。例えば「iPhone 15(128GB)」の場合、Apple Storeの価格は12万4800円に対し、楽天市場店は13万1800円です。ポイント還元率が5.5%ほどあれば楽天市場店で買った方がお得になります。
さらに安く買いたい人は、中古スマホ店を探してみましょう。楽天市場でも多数の中古iPhoneが販売されていますし、イオシスやじゃんぱらといった大手の中古スマホ店でも中古iPhoneが多数販売されています。価格は新品より安いものが多く、本体の状態(傷や汚れなど)もランク分けされているので安心して買えます。また、Apple Storeや楽天モバイル公式 楽天市場店で販売が終了した端末も買えるのがメリットです。コンパクトサイズで今でも人気が高い「iPhone 13 mini」や「iPhone 12 mini」はこちらで探しましょう。
Apple Storeで販売終了になった機種も中古スマホ店ならまだ買える。コンパクトサイズで人気のiPhone 13 miniやiPhone 12 miniも選択肢が豊富だ(画像はイオシス公式サイトより引用)
ドコモ/au/ソフトバンクなどでもiPhoneが本体のみで購入できます。ただし価格は高いため、基本的にはApple Storeや楽天モバイル公式 楽天市場店で買いましょう。どうしてもキャリアで買うなら、端末購入プログラムの利用がオススメです。
ドコモの「いつでもカエドキプログラム」やauの「スマホトクするプログラム」など、どのキャリアでも残価設定型の端末購入プログラムが用意されています。細かい部分はキャリアごとに差がありますが、簡単に言えば「2年後に本体を返却すれば安く買える」という仕組みです。例えばドコモのiPhone 15(128GB)の通常価格は14万9490円とApple Storeより高いですが、「いつでもカエドキプログラム+」を利用して2年後に返却すれば実質7万5570円で購入できます。どうしてもキャリアで買いたい人はプログラムを利用しましょう。
Androidスマホをお得に買う方法
Androidスマホを本体のみで買うなら中古スマホ店がオススメです。新品同様の未使用品もキャリアより安く購入できる場合があります。
例えばY!mobileで販売中の「Libero 5G IV」の場合、オンラインストアの機種変更価格は1万7676円ですが、中古スマホ店のイオシスなら未使用品が1万2800円、じゃんぱらなら1万1980円で購入できます(4月23日時点)。中古スマホの価格は在庫数により変動するので常に安いわけではありませんが、一度チェックしてみるのがオススメです。特に機種変更の場合は中古スマホ店で買った方が安くなる場合も多いです。
ただし、Androidスマホを自分で買う場合は、iPhoneより注意すべき点が多いです。次章の注意点を必ず読んでから買いましょう。
関連記事
- スマホの割引規制後に端末価格はどう変わった? 今買うべき機種はコレだ【2024年1月最新版】
2023年12月27日に電気通信事業法のガイドラインが改正されました。これによりスマホの端末価格は値上げになると予想されていましたが、実際はよりお得になったキャリアや端末もあります。4キャリアを中心に、オススメのスマホを見ていきましょう。 - 「iPhone 15(128GB)」を最もお得に買えるキャリアは? 「割引後」と「返却タイミング」で比較する
売れ筋の「iPhone 15(128GB)」に着目し、改めてどこのキャリアが本当にお得なのかまとめていこう。ドコモはMNPを条件に2万2000円の割引を実施。ソフトバンクでは128GBに限り1年間実質12円で利用できるようにしている。 - 「iPhone 15」シリーズの価格まとめ【2024年4月最新版】 ソフトバンクのiPhone 15(128GB)が“実質12円”、一括は楽天モバイルが最安
4キャリアが扱っている「iPhone 15」シリーズの価格をまとめた。一括価格はApple Storeが最安で、4キャリアでは楽天モバイルが最安。ソフトバンクの「iPhone 15」(128GB)は、1年後に返却すると、実質12円で運用できる。 - ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの端末セールまとめ【4月5日最新版】 最新「Galaxy S24/S24 Ultra」や「iPhone」「Pixel」をお得に入手しよう
4月も2週目となり、各社がさまざまなキャンペーンを実施している。ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルが行っている、端末価格の割引キャンペーンを調べた。 - 値上げ時代のお得なスマホの買い方:型落ち端末が狙い目、1年前のハイエンド機が約半額の場合も
ハイエンド機を安価に購入したければ、型落ち端末を狙うのも手だ。ドコモの「Xperia 1 II」は、発売時の価格と比べて約半額で販売されている。ミッドレンジのSIMロックフリー端末も、1世代前のモデルなら安価に購入できるものが多い。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.