ニュース
Huawei、非AndroidのOS「HarmonyOS NEXT」発表 独自AI搭載
Huaweiは、Androidベースではない初の独自OS「HarmonyOS NEXT」を発表した。次期フラグシップ「Meta 70」に搭載する計画だ。同社は独自LLM「Pangu 5.0」も発表した。
中国Huaweiは6月21日(現地時間)、広東省東莞市の松山湖で開催した開発者会議の基調講演で、次期OS「HarmonyOS NEXT」などを発表した。このOSは初の非AndroidベースのOSになる。
HuaweiはこのOSを「フルシナリオのインテリジェントOS」と謳う。
Huawei Mobileのリチャード・ユーCEOは「中国初の、独立した、制御可能な」OSになると語った。同日開発者向けのβ版をリリースし、正式版は次期フラグシップスマートフォン「Mate 70」に搭載する計画だ。
このOSは、スマートフォン、PC、タブレット、自動車、ウェアラブル、エンタープライズ アプリケーションなど、すべてのHuawei製品で使用できるように設計されている。
Huaweiはまた、独自LLM(大規模言語モデル)の「Pangu 5.0」も発表した。4サイズで提供し、最小モデルはスマートフォンに組み込めるという。
Pangu 5.0搭載のスマートフォンにはAIアシスタント「小芸」を含む「Harmony Intelligence」を搭載する。ユーザーは小芸とマルチモーダルな会話を交わせるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
折りたたみスマホ、世界市場トップはSamsungからHuaweiへ──Counterpoint調べ
Counterpoint Researchの世界折りたたみスマホ市場調査によると、HuaweiがSamsung Electronicsを抜いて首位に立った。ブック型の「Huawei Mate X5」が好調だった。
Huaweiの新ハイエンドスマホ「Pura 70 Ultra」を試す 制裁下でこの性能は“魔法を使っている”と思わせるほど
GalaxyやXiaomiといった新型スマートフォンに沸き立つ中、中国ではファーウェイの最新スマートフォン「Pura70」が話題だ。今回筆者は実機を入手したので、レビューしよう。
Huaweiが「HarmonyOS 3」を発表 デバイス間連携強化でスマホ市場の劣勢を打開できるか?
スマートウォッチなど同社のスマートデバイス向けのOSであるHarmonyOSの最新バージョン「HarmoyOS 3」を発表した。デバイス連携など自社のエコシステムを大幅に強化している。Huaweiは実用的なエコシステムの構築で、他社を一歩以上リードしたように見える。
Huaweiのスマートフォンにも対応する独自OS「HarmonyOS」、初製品はスマートTV
Huaweiがうわさされていた独自OS「HarmonyOS(中国では「鴻蒙」)」を発表した。搭載製品第一弾はスマートテレビ「HONOR Vision」。スマートフォンにも搭載可能だが、具体的な計画は不明だ。



