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ジョイフルの「店内QRオーダーシステム」を試してみた “意外な理由”で店内のアプリ利用につまずいたワケ(3/3 ページ)

九州の食堂と呼ばれることもあるファミリーレストラン「ジョイフル」。最近では関東地方にも進出している。しかも今年4月から、スマホを使った「店内QRオーダーシステム」に全店舗対応したという。お得でボリューム満点のジョイフルでモバイルオーダーを試してみた。

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アプリ特典の利用が難しい

 筆者はIT系の執筆業という仕事柄、それなりにスマホの使い方は心得ていると思う。また家人も仕事は異なるもののスマホの扱いに慣れており、仕組み化されているものを読み解くことも得意としている。

 しかし、ジョイフルアプリの特典であるクーポン利用には2人とも悪戦苦闘した。クーポン番号を入力できない、特典を利用した際に数量を増やせないといった点だ。

 もっとも、それ以前にQRコードの読み込みに非常に苦労した。印刷したQRコードをのり付けしてあるからか、のりでコードがにじんでしまっていたのだ。そのため、アプリをインストールしてあるAndroidスマホ(Samsung Galaxy S23 Ultra)や家人の持つAndroidスマホで読み込むことができず、なぜかiPhoneのみが読み込むことができたので、それをモバイルオーダーに利用したという形だ。

にじんだQRコード
肝心要のQRコードがにじんでしまっていた。紙片の真ん中にのりを付けるのが最も手っ取り早いのは理解できるが、にじんで読み込めないのであれば元も子もない

 クーポンの利用方法についてジョイフルに問い合わせたところ、クーポンの番号は入力するものではなく、リストをタップして使うものであるとのことだ。つまり、アプリをインストール済みのスマホでQRコードを読み込んでアプリ連携させておけば、クーポンがリストとして表示される。それを選択すれば利用できるのだ。「クーポン番号を入力してもエラーが表示されるので気をつけてください」と教えてもらった。

 また、「アプリドリンクバー」特典を使うときにも難しいと感じた。というのも「+」ボタンがあるもののタップできず、2人分のドリンクバーをここからは注文できなかったからだ。

増やせない
アプリドリンクバーを2点以上注文することはできない

 これについてもジョイフル側から「アプリクーポンは1画面につき1食です」との説明があった。利用規約に記載されているのを筆者が確認していなかったことによるミスだったのだ。他責にしようとしていたことを深く反省した。

 なお、「アプリドリンクバーは紙のジョイカフェチケット廃止に伴い、7月1日から数量変更が可能になっています」という情報も教えてもらえた。

 なにはともあれ、仕組みを理解すればあとは簡単だ。Webブラウザは注文のために利用、アプリはクーポン情報をチェックするだけという役割なのだから。

 複数のスマホの利用で、1卓の注文をまとめてくれるのも良い。何より、レジ前でQRコードを読み込んだり謎の電子スタンプをスタッフに押してもらったりするなどの作業が発生することなく、Beaconで位置情報を取得し、自動的に店舗スタンプをゲットできるのが良い。レジ前まで行き、会計伝票をスタッフに渡し、会計をするという、この一連の作業だけでいっぱいいっぱいなところ、さらに来店スタンプをゲットするのは、筆者にとって難関中の難関だ。一度に3つの動作をしようとすると、持っているものが全て手から滑り落ちてしまう。

 ジョイフルのモバイルオーダーは、QRコードを読み込んでメニュー表を見て注文するだけだし、クーポンを利用する場合もアプリでクーポンをチェックするだけと、それぞれ別の役割が与えられていることから(分かっている人には)シンプルな仕組みだと感じた。

 本記事を読み込んで、ジョイフル(Joyfull)での食事をJoyul(喜びに満ちたもの)にしてもらえればと願ってやまない。

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