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PayPayカードが「Google Pay」に対応 Androidスマホでタッチ決済を利用可能(JCBブランドは後日)
PayPayカードが発行するVisa/Mastercardブランドのクレジットカードが「Google Pay」に正式対応した。NFC決済対応のAndroidスマートフォンやWear OSスマートウォッチと組み合わせることで、各ブランドのタッチ決済も利用可能だ。
PayPayカードは7月17日、自社発行のクレジットカード「PayPayカード」「PayPayカード ゴールド」がGoogleの決済サービス「Google Pay」に対応したことを発表した。Google Pay(Google ウォレット)にVisa/MastercardブランドのPayPayカードを登録すると、NFC機能付きAndroidスマートフォン(Android 9以降)やWear OS搭載スマートウォッチ(Wear OS 2.18以降)において各ブランドのタッチ決済(EMVコンタクトレス決済)を利用できるようになる。
なお、JCBブランドのPayPayカード/PayPayカード ゴールドについてもGoogle Payに対応する予定だが、時期は未定だ。
タッチ決済の利用方法
Visa/MastercardブランドのPayPayカードと組み合わせて、NFC対応のAndroidスマートフォンまたはWear OS搭載スマートウォッチでタッチ決済を行う場合、事前に「Google ウォレット」の設定を行う必要がある。
スマホで利用する場合の利用開始手順は以下の通りだ。なお、登録時にカードの有効性確認のために利用照会が行われるが、確認後すぐに取り消されるため、照会額が実際に請求されることはない。
- Google ウォレットアプリを起動
- 「ウォレットに追加」をタップ
- 「クレジットやデビットカード」をタップ
- 「新しいクレジットカードやデビットカード」をタップ(Google Pay未登録の場合)
カード情報の下にある「ウォレットに追加」をタップ(Google Pay登録済みの場合) - カード情報を入力(Google Pay登録済みの場合は一部省略可)
- 規約を確認して同意
- しばらく待つ
Androidスマホでタッチ決済を使う場合は、Google ウォレットアプリから設定を行う必要がある(画像はカードの新規登録を前提としているが、既にGoogle Payに支払い情報を登録している場合は、一覧から当該カードを選んで登録を進めることもできる)
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