Google、スクショの内容を検索するAI機能「Pixel Screenshots」を米国で提供へ
Googleは「Made by Google」イベントで、Gemini NanoとTensor G4搭載のPixel 9シリーズで提供する新機能「Pixel Screenshots」を紹介した。端末内のスクリーンショットの情報を検索しやすくするオフラインで利用できるアプリだ。
米Googleは8月13日(現地時間)、「Pixel 9」シリーズに搭載する「Gemini Nano」採用の新機能「Pixel Screenshots」アプリを発表した。日本など米国以外での提供予定については現在不明だ。
該当端末にプリインストールされるPixel Screenshotsは、Gemini Nanoと「Tensor G4」搭載ならではのAI機能。端末でスクリーンショットを撮ると、「Gemini Nano with Multimodality」が起動し、画像上の情報を保存する。
例えば行ってみたいレストランのWebサイトやレビュー記事のスクリーンショットを撮るおくと、そのレストランの住所やメニュー、そのWebサイトのメタデータであるURLなどを保存する。
自分でスクリーンショットを撮ったことを忘れたころになってもアプリを開いて「○○駅近くのおすすめレストランは?」などと尋ねると、近くのレストランをスクリーンショットから見つけ、住所と道順を記載したリストを提示する。
この他、例えばWi-Fiのコードや荷物の追跡番号などを撮っておいて後で検索するといった使い方もできる。また、情報に日付が含まれている場合はリマインダーを設定する。
Pixel Screenshotsの操作はすべて端末上で実行されるので、インターネット接続は不要だ。
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