Google「メッセージ」アプリでGeminiと日本語で会話可能に
Androidの「メッセージ」アプリで生成AI「Gemini」と日本語で会話できるようになった(ロールアウト中)。利用可能になるとGeminiからメッセージが届く。
米Googleが2月に発表した、Androidの「メッセージ」アプリで生成AIチャットbotの「Gemini」と会話する機能が本稿筆者の「Pixel 9 Pro」で利用できるようになった。10月1日にGeminiから日本語でメッセージが届いた。まだメッセージが届いていないユーザーもおり、ロールアウト中のようだ。
メッセージをタップすると、Geminiとの会話のデータが「Google AIのトレーニングと改善を目的として、Googleアカウントとは切り離された形で人間によってレビューされ」る可能性があることなどを説明する画面になり、下までスクロールして「同意する」をタップするまで会話は始められないようになっている。
サポートページによると、6GB以上のRAM搭載のAndroid端末で、最新版の「メッセージ」がインストールされており、RCSチャットが有効になっていることが要件だ。
人間相手と同じように会話できる他、Geminiアプリとの会話同様に一般的な質問をしたり、メッセージの下書きを頼んだりすることもできる。画像を送ってその内容について質問することも可能だ。
Geminiを有効にすると、「メッセージ」の右下の「新しい会話」アイコン(フキダシアイコン)の上に常にGeminiのアイコンが表示されるようになり、これをタップすることでもGeminiとの会話を開始できる。
Geminiとの会話画面の右上のメニューアイコン→「Geminiを非表示にする」でGeminiを非表示にできる。
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