iPhone 16/16 Proで「フォトグラフスタイル」「オーディオミックス」ってどう? 撮って試してみた結果:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)
「iPhone 16」と「iPhone 16 Pro」のカメラを、2回に分けて試してみる。今回は後編として、人物の撮影に始まり、最新の「フォトグラフスタイル」や「オーディオミックス」について検証しよう。特にオーディオミックスの効果は絶大で、環境音を消すのが得意なのがいい。
新しい「フォトグラフスタイル」を使ってみる
iPhone 16/16 Proで新しくなったところといえば、iPhone 15シリーズから一新された「フォトグラフスタイル」もある。
iPhone 15シリーズでは「フォトスタイル」と「フィルター」が別々に搭載されていたが、iPhone 16シリーズではこれらが統合され、さらに自分でカスタマイズできるようになった。色や階調を自分で調節して画作りを楽しむという、昨今のカメラアプリのトレンドに合わせた感じだ。
例えば「スタークブラック&ホワイト」で撮ったのがこちら。従来の「ノアール」に近い感じで、カッコいいモノクロ写真を撮れる。
iPhone 16シリーズでは、カメラアプリの右上に四角い見慣れないアイコンがある。それがフォトグラフスタイルだ。メニューを開かなくても、ここをタップするだけで使える。
フォトグラフスタイルが画面に表示されたら左右にフリックしてベースになるものを選ぶ。これは「クールローズ」を選んだところ。
画面下に2つの操作パネルが現れる。プレビュー画面のすばにある四角い二次元式のものがトーンとカラー、下のスライドバーがパレットを調整するものだ。これらを指で動かすことで、微調整ができる。
この3種類は、ベースとなるフォトグラフスタイルによって変わる。最初にどれを選ぶかが重要……だけども、まあ困ったら普通に「標準」で撮っておけばOK。後から自由に変えられるからだ。
後から変える場合は、「写真」アプリを開いて「編集」から「スタイル」を選ぶ。
すると「標準」が現れる。ここで左右にフリックして好きなフォトグラフスタイルを選ぶと、リアルタイムで表示が変わっていくのが分かる。全部で13個だ。
いくつかピックアップしておく。
ここで撮影時と同様に、タップしてカラーやトーンやパレットを調整できるのだ。
フォトグラフスタイルをかけて撮った写真に対してもかけられるし、撮影時にかけたフォトグラフスタイルを標準に戻すこともできる。
バリエーションが多いし、どのフォトグラフスタイルはどういう色合いの写真に対してかけると効果的か、ってもあるので、あれこれ試して、風景にはこれ、人物にはこれ、という感じで好みのものを頭に入れておくといい。
しょうゆラーメンにはローズゴールドを強めに、とか。
なお、カメラの設定から「デフォルトで使うフォトグラフスタイル」を作成して保存しておくこともできる。いつもお気に入りのフォトグラフスタイルで撮りたいって人はぜひ。
よく撮る写真を4枚えらび、それに対してフォトグラフスタイルをかけて、デフォルトの設定を決めておけるという寸法だ。
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