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ドンキの格安SIM「マジモバ」はどれだけお得? 「#今月のおごり」には意外な落とし穴も(2/3 ページ)
格安SIM「マジモバ」はドン・キホーテを運営するPPIH(パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)が2024年9月12日から開始。月3GBで月額770円の安さと、プラン限定で毎月ドン・キホーテで商品がもらえる「#今月のおごり」が話題になりました。実際に契約して料金や通信速度を検証しました。
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マジモバの通信速度を実際に測定
格安SIMで最も気になるのが通信速度です。MVNOの多くが昼や夕方に速度が低下します。筆者も以下の条件でマジモバの速度を測定しました。
測定の条件
- 測定期間:1月8日(水)〜1月15日(水)
- 測定場所:福岡市内の筆者の自宅
- 測定端末:AQUOS wish2
- 測定アプリ:ドコモスピードテスト
- 測定方法:5Gをオフにし、4Gのみで測定
実際に速度を測定してみると、想定よりも速くて驚きました。昼12時30分を除くと常時数十Mbps出ており、快適に使えます。
昼12時30分は速度が低下した日もありましたが、最も遅い日でも5.42Mbpsでした。スマホの通信速度は3Mbpsも出ていればYouTubeの高画質動画も詰まらずに視聴できるので、使用にはほぼ影響がないでしょう。
サービス開始から日が浅く、契約者が少ないこともあるかもしれませんが、想定よりも速くて驚きました。今回は4G通信のみの測定でしたが、5G通信ならさらに速くなる可能性があります。スマホの通信速度はエリアや環境によって異なるので一概にはいえないものの、ヘビーな使い方でなければ1日中問題なく通信できるでしょう。
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