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「Xiaomi 15/15 Ultra」で目指す“頂点”とは? スマホだけではない隠し球も 発表会詳細レポート(1/3 ページ)

Xiaomiが上位スマートフォン「Xiaomi 15」シリーズをスペイン・バルセロナで発表した。Googleとも連携し、「Xiaomi HyperAI」としてAI機能に注力する。Wi-Fiイヤフォンや電動スクーターも発表し、守備範囲の広さをアピールする。

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Xiaomi 15シリーズを発表したXiaomi

 Xiaomiが3月2日に、スペイン・バルセロナで「The Next Pinnacle」と題して、新製品発表会を開催した。「Pinnacle」は頂点の意。発表したのは、スマートフォンのフラグシップ「Xiaomi 15」シリーズだ。

 発表会では、まずXiaomiの2024年度の成長について紹介。スマートフォンをはじめとするスマートデバイスが好調だったことに加えて、中国で初の電気自動車「Xiaomi SU 7」が大きな話題となったことも紹介した。3月3日から開催されるMWC 2025には、そのスポーツカーバージョンともいえる「Xiaomi SU7 Ultra」も出展する。

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スマホの世界出荷台数では3位を維持している
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電気自動車「SU7」の売れ行きは好調。今春発売する「Xiaomi SU7 Ultra」もMWC2025に出展される

Googleとも連携してAI機能に注力 Xiaomi 15シリーズはフル装備

 続いて「Xiaomi HyperOS」の進化点も紹介した。同パートでは、特に上位機種が対応する「Xiaomi HyperAI」について詳しく紹介した。具体的には、AIによる文章生成、文字起こし、要約、翻訳、検索、画像生成などを利用可能。前モデルのXiaomi 14は対応せず、Xiaomi 14Tシリーズからの対応だったが、Xiaomi 15シリーズは最初からフル装備。Xiaomi 14もアップデートによって対応する。

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「Xiaomi HyperAI」はXiaomi 15シリーズに初期搭載される
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Xiaomi Hyper AIにはハイエンドのスマホとタブレットが順次対応する

 Googleとのパートナーシップにより、Xiaomi 15シリーズにGoogleの「Gemini」を搭載するもアピールした。発表会には、AndroidのVice Presidentで技術担当のErik Kay氏が登壇。Xiaomi 15シリーズは、Geminiのフルサービスに対応し、「Google One AI Premium」プランの3カ月が付属することも明かした。中国版のXiaomi 15シリーズはGeminiに対応していないので、ここは中国版とグローバル版の大きな差分となる。

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AndroidのErik Kay氏が登壇し、Xiaomi 15シリーズでのGeminiの使い方を紹介。サイドキーを長押しするだけで起動する設定になっている

 Xiaomi 15シリーズは、ベーシックな「Xiaomi 15」と上位モデルの「Xiaomi 15 Ultra」の2モデル展開。どちらもSoCに「Snapdragon 8 Elite」を採用し、ライカと共同開発したカメラを搭載するハイエンドモデルだ。

“コンパクトフラグシップ”に位置付けられるXiaomi 15

 Xiaomi 15は6.36型の大きなディスプレイを搭載しつつ、四方のベゼルを究極(1.38mm)まで細くし、コンパクトで軽いボディーを実現している。ディスプレイは最大輝度が3200ニトで、1〜120Hzの可変リフレッシュレートに対応。超音波式の指紋センサーによってロック解除をスピーディーに行える。

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四方のベゼルはわずか1.38mmに抑えられている

 ライカと共同で設計されたカメラは、超広角(50MP/F2.2/14mm)+メイン(50MP/F1.62/23mm)+望遠(50MP/F2.0/60mm)という構成。メインと望遠は通常、4つの画素を1つにまとめ効率よく採光するピクセルビニングを用いる。倍率を上げて撮影する場合は、画素の結合を解除して、切り出しズームのように一部の画素を用いて撮影する。これによって、焦点距離が46mmと120mmの画角でも光学ズーム相当の鮮明な画質で撮影できる。

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3つのレンズで5つの焦点距離をカバーする

 進化点としてアピールしたのが、ストリートスナップの撮りやすさ。約0.6秒という速さで撮影できるため、動きのあるシーンの一瞬を鮮明に切り取ることができるという。ポートレートモードも強化。夕景に映えるように映る「サンセット・ポートレート」を紹介した。

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「ファストショット」が前モデルよりも速い約0.6秒に進化した
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夕景を背景したポートレートは、背景も人物の顔もその雰囲気を生かした色で写る

 カラーバリエーションは、ホワイト、ブラック、グリーンの3色に加えて、背面が波打つように隆起したリキッドシルバーも用意する。

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通常モデルのカラバリは3色を用意する
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リキッドシルバーは使っているだけで注目されること請け合いだ

 バッテリー容量は前モデルから630mAh増えて5240mAhに、より高いスタミナを確保した。さらに、90Wの急速充電と、50Wの急速ワイヤレス充電にも対応している。

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