「Nothing Phone (3a)」と「Nothing Phone (3a) Pro」登場 Proは望遠カメラ強化、新AI「Essential Space」も
Nothing Technologyは、予告していた「Nothing Phone (3a)」と、「Nothing Phone (3a)Pro」を発表した。カメラの構成が違い、Proはペリスコープ望遠カメラを搭載する。側面にはAI機能「Essential Space」のためのボタンがある。
英Nothing Technologyは3月4日(現地時間)、予告していた新型スマートフォン「Nothing Phone (3a)」と、新たな「Nothing Phone (3a)Pro」を発表した。2モデルの違いは主にカメラ性能だ。英国では、(3a)は同日受注開始で11日発売、(3a)Proは11日受注開始で25日発売。価格は、前者が329ポンド(約円)から、後者は449ポンド。日本の公式サイトには、「日本での展開について詳しくは追ってお知らせします」とある。
先代の「Nothing Phone (2a)」との大きな違いは、昨年6月にカール・ペイCEOが予告していたAI機能「Essential Space」の搭載と、背面ガラスパネルのデザイン変更などだ。
Nothingの(2a)は、「Nothing Phone (2)」よりもコストパフォーマンスを重視したミッドレンジモデルとして発売した。今回の発表ではハイエンドの「Nothing Phone (3)」については言及されなかった。
(3a)シリーズのアウトカメラの仕様は以下のとおり。両方ともトリプルカメラだが、Proはペリスコープ望遠カメラを搭載する。
インカメラは、(3a)は3200万画素、(3a)Proは5000万画素だ。
その他の主なスペックは(3a)と(3a)Proで共通だ。プロセッサは「Snapdragon 7s Gen 3 5G」、ディスプレイは6.77型有機EL(1080×2392ピクセル、120Hz)、バッテリーは5000mAh、防塵防水性能はIP64、OSはAndroid 15べースの「Nothing OS 3」だ。また、AI機能のEssential Spaceを使うためのEssential Keyが側面にある。
Essential Spaceは、AIを活用してスクリーンショット、ボイスメモ、写真などを整理する新機能。Essential Keyを押すことで、Essential Spaceにコンテンツを追加できる。
また、音声コントロールか「Nothing Widget」経由で米OpenAIのChatGPTを利用できる。
ペイCEOによると、(3a)の受注開始から3時間で、(2a)発売日の1日の受注数を上回ったという。「この製品には本当に自信があります!」とXにポストした。
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