極薄折りたたみスマホ「OPPO Find N5」に触れる 閉じて厚さ8mm台のボディーに衝撃!(2/2 ページ)
OPPOの最新折りたたみスマートフォン「Find N5」に触れたので、ファーストインプレッションをお届けしたい。展開時の4.21mm、閉じたときの8.93mmは、もはや普通のスマホと同じレベルの厚さ。プロセッサやカメラも妥協のないスペックを備えている。
折りたたみスマホの新境地 今後は8mm台が基準となるか
OPPO Find N5は折りたたみスマホで閉じたときに8mm台、展開時でも4.2mm台に突入した新境地のスマートフォンと評価したい。触れないと伝わりにくいが、前半の写真から薄さが伝われば幸いだ。
折りたたみスマホの薄型化競争はし烈なもので、HONORやXiaomi、vivo がしのぎを削る中、OPPOが8mm台へ一気に引き離した形となった。今後は8mmを基準にこれらのメーカーからより軽量かつ薄い機種が登場してくるかもしれない。
もちろん、極度な薄型軽量化には代償も伴う。特に冷却性能が弱い点は顕著で、ベイパーチャンバーをはじめとした冷却機構の採用は薄型化を取ると難しくなる。フラグシップのプロセッサを採用しても冷却性能で劣るため、ゲームなどの場面で性能を全て発揮することはできない。
OPPO Find N5ではいわゆる「7コア版」のSnapdragon 8 Eliteを採用しており、通常よりも性能が抑えられている。それでも各種AI処理などはしっかり利用できるなど、マイナス要素は少ない。
日本への展開は未定だが、折りたたみスマホに「重い」「分厚い」「電池持ちが悪い」といった固定観念がある人にこそ手にとってほしい1台といえる。
著者プロフィール
佐藤颯
生まれはギリギリ平成ひと桁のスマホ世代。3度のメシよりスマホが好き。
スマートフォンやイヤフォンを中心としたコラムや記事を執筆。 個人サイト「はやぽんログ!」では、スマホやイヤフォンのレビュー、取材の現地レポート、各種コラムなどを発信中。
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