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AndroidとPixelに4月の月例更新 3月に更新できたPixel Watchにも
GoogleはAndroidとPixelの4月の月例更新を公開した。ゼロデイ脆弱性の修正も含む。PixelとPixel Watchでは複数のバグ修正も行われる。
米Googleは4月7日と8日(現地時間)にAndroidの、10日にPixelの月例セキュリティ情報の4月版を公開した。PixelシリーズのスマートフォンとPixel Watchでは、幾つかのバグ修正も行われる。
セキュリティ関連は、Android全体では「致命的」4件を含む62件の、Pixelでは「致命的」1件を含む3件の脆弱(ぜいじゃく)性が修正される。
Android向けでは、重要度は「高い」だが、ゼロデイ攻撃に悪用される可能性のある2つの脆弱性にも対処した。
Pixelスマートフォンのバグ修正
Pixel 6以降を対象に、以下のバグ修正が行われる。すべて「特定の条件下で」発生していた問題の修正だ。
- 指紋認識および応答に関する問題の修正
- ズームイン/ズームアウト時のカメラの安定性を向上させるための修正(6、7、Foldのみが対象)
- ビデオストリーミングアプリを使用すると画面の明るさがちらつく問題の修正
- ロック画面の天気時計の表示が重なる問題の修正
- 新しいユーザーを作成したりユーザーを切り替えたりする際のPixel Launcherの問題の修正
Pixel Watchのバグ修正
- 一部のユーザーがPixel Watchモバイルアプリからウォッチフェイスを変更または追加できない問題の解決
- 一部のユーザーで時計上で通知が遅れて表示される問題の解決
このアップデート(ビルド番号:BP1A.250305.019.W7)は、2025年3月のソフトウェアアップデート(ビルド番号:BP1A.250305.019.W3)を適用しているPixel Watchが対象だ。
筆者もだが、まだ3月のアップデートを適用できておらず、11月のファームウェアのままのユーザー向けには、今後数週間以内にアップデートを公開する予定という。
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