日本のiPhoneは諸外国よりも13〜18%安い ICT総研がスマホ価格を比較
ICT総研は、5月9日にスマートフォン/タブレットの価格を海外比較した結果を発表。G20平均よりiPhone/Galaxyは約15%、Pixel Tabletは約17%、iPadは約11%安いことが分かった。
ICT総研は、5月9日にスマートフォン/タブレットの価格を海外比較した結果を発表した。
調査期間は2025年4月8日から15日で、調査対象国はG20構成国(日本、米国、英国、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、中国、インド、インドネシア、メキシコ、韓国、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ共和国、トルコ)。
スマートフォンの価格はiPhone 16 Proが17万4800円(G20平均-18.4%)、iPhone 15が12万7800円(G20平均-13.9%)、iPhone 16eが9万9800円(G20平均-13.6%)、Galaxy S25が12万9000円(G20平均-15.8%)で、iPhoneシリーズとGalaxyはG20平均と比べて約15%前後安い。
一方、Google Pixel 9、Google Pixel 8a、Redmi 12 5G(Xiaomi)は日本の価格とG20平均があまり変わらない、または日本の価格がG20平均を若干上回る結果となった。
タブレットの価格は、Google Pixel Tabletは5万7800円(G20平均-17.2%)、iPad Proは16万8800円(G20平均-10.9%)、Galaxy Tab A9+は3万5799円(G20平均-10.8%)で、G20平均と比べて日本の価格は安い。一方、Surface Pro 11は21万980円(G20平均+5.2%)と日本での価格の方がやや高い。
米国のトランプ政権による関税措置の影響が注目される中、調査時の価格は2024年10月調査時と比べても大きく変わっていない。今後の米国による追加関税、相互関税などに呼応する形での各国の報復関税などによってスマートフォンやタブレットの端末価格も上昇する可能性があるとしている。
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