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ドコモの無料Wi-Fi「d Wi-Fi」が12月ドコモ回線必須に キャリアフリーは「都度利用機能(仮)」に移行
NTTドコモの公衆無線LANサービス「d Wi-Fi」が、12月をめどにサービス改定を行う。利用にはドコモ回線の契約が必須となり、キャリアフリー(ドコモ回線とのひも付けのない)dアカウントユーザーは利用できなくなる。ただし、代替策として2026年内に「都度利用機能(仮)」を用意する予定だ。
NTTドコモは6月9日、公衆無線LANサービス「d Wi-Fi」のサービスを改定することを発表した。12月をめどに利用対象をドコモ回線とひも付いた「dアカウント」の利用者に限定する予定で、同社回線とひも付かない(キャリアフリーの)dアカウントで利用しているユーザーはサービスが自動的に解約される。
救済策として2026年から「都度利用機能(仮)」を提供へ
キャリアフリーのdアカウントでd Wi-Fiを利用している人への救済策として、ドコモでは2026年内に「d Wi-Fi都度利用機能(仮)」の提供を開始する予定だ。
このサービスでは従来必要だった事前申し込みは不要で、アクセスポイント名(SSID)が「0000docomo」のd Wi-Fiスポットを無料で利用できる。ただし、dアカウントでのログインが都度必要な他、1日当たりの利用回数/時間に制限が設けられる。
なお、現在キャリアフリーのdアカウントでd Wi-Fiを利用しているユーザーには、本サービスを12月から先行提供する予定だという。
コンテンツフィルタリングサービスも終了
d Wi-Fiのサービス改定に併せて、d Wi-Fiにおける「コンテンツフィルタオプション」の提供も終了する。代替サービスとしては、ドコモが提供する「フィルタリングサービス」、あるいはOSに内包されたフィルタリングサービスなどの利用が推奨されている。
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