自分で修理できるスマホ「Fairphone 6」は小型軽量化 カードケースなどアクセサリーも充実
蘭Fairphoneは、自分で修理できるスマホの第6世代「Fairphone 6」を発表した。バッテリーやカメラ、ポートなどの各部品をユーザー自身で交換できるモジュール式構造が特徴。先代より小型・軽量化し、カードケースなど、アクセサリも充実した。
オランダのスマートフォンメーカーFairphoneは6月25日(現地時間)、ユーザーが自分で修理できるモジュール式スマートフォンの第6世代「Fairphone 6」を発表し、欧州で599ユーロ(約10万円)、米国では899ドルで販売する。
先代より小型(ディスプレイは6.31型、重さは193〜195g)になったが、バッテリーは4415mAhと大容量。バッテリーを含む各パーツがモジュール式になっており、ユーザーが簡単に交換できる。
バッテリーの他、ディスプレイ、カメラ、ポートも交換可能で、背面カバーを外してキャリーコードやカードホルダーなどのアクセサリを取り付けることもできる。
主なスペックは、プロセッサは米Qualcommの「SM7635 Snapdragon 7s Gen 3」、本体サイズは73.3(幅)×156.5(高さ)×9.6(奥行き)mm、6.31型ディスプレイは有機ELで432ppi、リフレッシュレートは120Hz。メインメモリ8GB、ストレージは256GBで、microSDXCのカードスロットを備える。アウトカメラは5000万画素の広角、1300万画素の超広角のデュアル、インカメラは3200万画素だ。
カラーバリエーションは黒、白、深緑の3色を用意する。OSはAndroid 15で、Geminiアプリも搭載する。米国モデルは仏Murenaとの提携により、「/e/OS」搭載で提供する。
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