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メルカリの「全額補償サポートプログラム」開始 適用条件にeKYCや14日以内の問い合わせなど
メルカリは、7月1日に「全額補償サポートプログラム」を開始。当事者間の話し合いで解決が困難なトラブル発生時、条件を満たすと購入代金や販売利益を全額補償する。
メルカリは、7月1日に「全額補償サポートプログラム」を開始した。7月1日以降に開始したフリマアプリ「メルカリ」での取り引きが対象となる。
本プログラムは当事者間の話し合いで解決が困難なトラブルの発生時、条件を満たすと購入代金や販売利益を全額補償する。プログラムの利用にあたり追加で料金がかかることはない。補償範囲は梱包(こんぽう)資材費、各種手数料などを除き、出品者は販売利益、購入者は支払い代金(割引クーポン利用分は除外)となる。
全額補償を適用する条件は以下の通り。
- アプリでかんたん本人確認(eKYC)を実施している
- 配送方法に「メルカリ便」を利用している
- 配達完了日の翌日から14日以内に事務局へ問い合わせている
- 「出品者ガイドライン」または「購入者ガイドライン」を守っている
- 過去の取引を含め「ルールとマナー」「利用規約」を守っている
申請方法は条件を確認し、ガイドページ内の「お問い合わせはこちら」から商品の問題箇所の画像を添付して問い合わせる。事務局で申請内容と取り引きや利用の状況などを確認し、全額補償サポートの適用可否を判断する。全額補償サポートが適用される場合、対象商品を商品回収センターへ送る必要がある。
なお「メルカリShops」で販売/購入した商品、メルカード ゴールドの特典(ショッピング保険)で補償を受けられる場合、オプションサービス付帯の保証が適用される場合は対象外となる。
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