ダイソーで110円の「多機能マルチペン」は“水平器”付きで可能性がふくらむ：100円ショップのガジェットを試す

100円ショップなどで安価に購入できるガジェットを実際に試してみる連載。今回は、ダイソーにおいて110円で販売されている「多機能マルチペン」を試す。ボールペン／物差し／水平器／ドライバー／タッチペンの機能を詰め込んだペンで、使いどころを限定された機能が多い中で「水平器」という機能が非常に便利だ。

[雪城あさぎ，ITmedia]

　最近、いわゆる「100円ショップ」でスマートフォンやPCを便利に使えるアクセサリー類がよく販売されている。その“実力”はいかほどのものか……？

　今回は、ダイソーにおいて110円で販売されている「多機能マルチペン」を試す。その名の通り、5つの機能を詰め込んだペンだが、その使い心地はいかほどに……？

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おことわり

　本記事に掲載されている商品は、全ての店舗で販売されているとは限りません。また、全ての携帯電話／タブレット／PCでの動作を保証するものではありません。

パッケージ

パッケージからして夢がふくらむ

　パッケージはブリスターパックとなっている。それを見た時点で、本製品が「六角形のペンに水平器と物差しの目盛りが付いている」ことが分かり、とにかく外見が面白い。

　カラーバリエーションはシルバーのみで、タッチペンのねじを外すとドライバー（ネジ回し）が現れる。ドライバーはプラスが「1番」、マイナスが「3mm」に対応しており、内部に磁石を仕込むことで固定できるようになっている。

本体は見た目からして独特である

　ボールペンはローレット加工された軸を回すことで展開でき、引き抜いて黒い軸を回せばボールペン芯が取れる。ボールペンの芯は1.0mmが用意されている。

ボールペン

タッチペンとドライバー。ドライバー部は磁力によって固定される仕組みだ

　これら全ての機能をいつも使うわけではないだろうが、水平器は意外と便利だ。スマートフォンを三脚などに取り付けて撮影する場合は、三脚の平たい場所などに本製品を置けば、ある程度の水平が分かる。後は水平器の状態に合わせて傾きを調整するだけだ。

2000年代をほうふつとさせるアイデア製品

　2000年代に一時期流行ったような多機能グッズのリバイバルといえる本製品だが、個々の機能は意外と使いやすい。物差しの目盛りをシンワ測定の金尺と合わせて確かめたところ、ほとんどズレはなかった。1本持っておけば、楽しく使える場所がどこかで見つかるだろう。

水平器と物差し（スケール）