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Samsungを超える世界最薄折りたたみスマホ「HONOR Magic V5」は本当に薄い:山根康宏の海外モバイル探訪記(2/2 ページ)
2025年になってから、畳んだ厚さが約9mmを切る“激薄モデル”が次々と登場しているのです。
本体を横から見ると薄さがよく分かります。Galaxy Z Fold7との差は肉眼では分かりませんが、本体を握り比べてみるとMagic V5の方が軽いかな、とも感じられます。ただし、Magic V5のほうが横幅が若干広いため握り心地はやや異なります。
開いたときのディスプレイサイズは7.95型(2352×2172ピクセル)です。こちらにも2000万画素のインカメラを内蔵しています。
開いたときの厚みは驚異的です。約4.1mmという厚さにやや不安感を覚えるかと思いきや、フレームがしっかりと高い剛性を保っているので、開閉操作を行っても本体がゆがむような動きはしません。この本体サイズにシリコンカーバイド系の6100mAhバッテリーを内蔵、66W有線、50W無線充電にも対応します。
ヒンジの折れ目も年々目立たなくなっています。HONORは2024年に出した「Magic V3」も当時は約9.2mm/4.35mmで世界最薄(当時)でした。今後もさらなる薄型化を図っていくことでしょう。
Magic V5の特徴はもう1つあります。折りたたみモデルながらもカメラが高性能なのです。広角カメラは5000万画素ですが、超広角5000万画素、3倍望遠6400万画素はどちらも前モデルを上回ります。カメラフォンとしても十分使える性能だけに、中国のみならずグローバルで折りたたみスマートフォンを選ぶ人が増えるきっかけになるでしょう。
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