世界のスマートグラス市場、出荷台数は前年比2倍強──Counterpoint調べ
Counterpointによると、2025年上半期の世界スマートグラス出荷台数は前年比110%増(2倍強)と急成長した。市場を牽引したのはシェア73%を占めるMetaで、AI搭載モデルが全体の78%に達する。2029年にかけて年平均60%以上の成長が予測されている。
香港に拠点を置く調査会社Counterpoint Researchは8月12日、2025年上半期の世界のスマートグラス市場調査の結果を報告した。出荷量は前年比110%増で、この急増を牽引したのは米Metaの「Ray-Ban Meta」の堅調な需要や、中国のXiaomiやTCL-RayNeoといった企業の新規参入によるものという。
なお、Counterpointが定義するスマートグラスは「従来のアイウェアに電子部品を統合し、標準的なアイウェアを超えた「スマート」機能を提供するウェアラブルコンピュータデバイス」で、この報告では「シースルーディスプレイと光学部品を搭載していないグラスのみを指す」となっている。
メーカー別では、Metaのシェアが73%と圧倒的だった。Ray-Ban Metaグラスの出荷量は前年比200%以上増加した。Metaのスマートグラスは、昨年9月のアップデートでAIアシスタント「Meta AI」が強化された。
Meta以外では、Xiaomi初のAIスマートグラスやTCL-RayNeoの製品など、中国勢が活躍した。
スマートグラス全体に占めるAIスマートグラス(AIアシスタントを搭載するスマートグラス)の総出荷台数の割合は78%で、前年比250%以上の成長だった。
Counterpointによると、AIスマートグラスは写真や動画の撮影、画像・物体認識、百科事典ベースのQ&A、ライブ翻訳など、高度な機能を提供しており、Xiaomiなどの中国企業は、スマートグラスベースの決済機能を検討しているという。
Counterpointは、2024〜2029年のCAGR(年平均成長率)を60%以上と予測している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ARグラス「XREAL One Pro」は先代から何が変わった? Android XR対応「Project Aura」も2026年に日本発売へ
日本XREALが視野角57度を実現したARグラス「XREAL One Pro」を発売する。新開発の光学機構「X Prism」により軽量化と大画面化を両立し、10メートル先に420インチ相当の仮想スクリーンを表示できるウェアラブルディスプレイだ。
スマートグラス「XREAL One」対応カメラ「XREAL Eye」発表、映像に“近づいて”鑑賞できる 1万3980円
日本Xrealは5月14日、スマートグラス「XREAL One」に対応するカメラとして、「XREAL Eye」を発表した。写真や動画を簡単に撮影できる。価格は1万3980円(税込み)。
XREAL、GoogleやQualcommなどと連携 スマートグラスの普及を目指し、体験内容を拡充
XREALは米国ラスベガスで開催中の「CES 2025」で、さまざまな企業との連携内容を発表した。スマートグラスの体験内容を拡充し、没入型体験を提供するXREALの継続的な取り組みを拡大する狙いだ。連携企業にはGoogleやQualcommなどが含まれる。
GoogleがXRデバイス向けOS「Android XR」発表 Gemini搭載、スマートグラスの投入も
Googleが12月13日、XRデバイス向けの新OS「Android XR」を発表。AIアシスタント「Gemini」を使って、見ているものについて会話したり、デバイスを操作したりできる。サムスンのヘッドセットを2025年に発売する他、グラス型デバイスも用意する。
国産スマートグラス「MiRZA(ミルザ)」、24万8000円で10月16日に発売 メガネ感覚で外界をふさがず情報取得
NTTコノキューデバイスは10月16日にスマートグラス「MiRZA(ミルザ)」を発売する。希望小売価格は24万8000円(税込み)。NTTドコモやNTTコミュニケーションズが取り扱う。


