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発火しにくい「リン酸鉄リチウムイオン電池」モバイルバッテリー発売 5000〜2万mAhの3モデル、HIDISCから
磁気研究所は、9月上旬にリン酸鉄リチウムイオン電池使用のモバイルバッテリー3モデルを発売。用途に合わせて5000mAh、1万mAh、2万mAhから選択でき、発火の危険性が低く通常の2倍となる約1000回の充放電を可能としている。
磁気研究所は、9月上旬に同社ブランド「HIDISC」からリン酸鉄リチウムイオン電池使用のモバイルバッテリー3モデルを発売する。同社公式ショッピングサイト「FLASH STORE」の価格は1280〜2380円(税込み)。
本製品は発火の危険性が低く、電気自動車にも使われるリン酸鉄素材を使用。約1000回の充放電を可能とし、同社の通常品モバイルバッテリーの約500回と比較して約2倍の長寿命を実現したという。
ポケットに入るコンパクトサイズの5000mAhモデルと1万mAhモデルには、一体型のUSB Type-Cケーブルが付属。長時間の移動や出張、イベント参加時には2台同時充電に対応した2万mAhモデルの利用を推奨している。いずれもカラーはブラック、ホワイトで、バッテリー残量表示インジケーターをはじめ過電圧、過電流、短絡保護などの多重安全機能も備える。
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