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3COINSで1100円の「ケーブルスマホショルダーCtoC」を試す ケーブル忘れの救世主になる(2/2 ページ)

モバイルバッテリーを持ってきたものの、スマートフォンとつなぐためのケーブルを忘れてしまうのはよくあることだ。そんなピンチに役立つのが、3COINS「ケーブルスマホショルダーCtoC」だ。日常使いもできる本製品の実力を検証する。

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60WのUSB PD充電だけじゃないことに驚いた

 ケーブルスマホショルダーCtoCの使い方は簡単だ。まず、利用しているスマートフォンからケースを外し、ケース下部の中央にある充電用ホールにストラップホルダーカードをセットする。

スマートフォンから外したケース
スマートフォンから外したケースにストラップホルダーカードをセットする

 ストラップホルダーカードに付属するDリングがケース下部の充電用ホールを通れば、そのケースは使える。しかし、狭すぎたり、逆にカードの幅より穴が広かったりする場合は利用できない。幸い、筆者の使っているスマートフォンケースはどれも条件をクリアしていた。

穴を通った
充電用ホールを通すことができた

 あとはいつものようにスマートフォンにケースを装着し、充電用ホールから出ているDリングにケーブルスマホショルダーCtoCのカラビナフックを取り付ければOKだ。

装着した
スマートフォンにケースを装着した。カードの厚みのためにディスプレイの端が浮くということはなかった
端子をふさぐことはない
カード素材が非常に薄いので、端子に干渉することはない
取り付けた
カラビナフックを取り付けて完成
別の使い方
ストラップリングが元から搭載されているスマートフォンケースだと手間なく使えそうだ

 装着してみたところ、筆者の場合はちょうど手を下ろしたところにスマートフォンがあるという長さであった。長すぎて取り付けたスマートフォンの揺れ幅が大きい場合は端子の近くで、手が届かないという場合はケーブルのループ側にアジャスターを移動させて調整しよう。

ちょうど良い長さ
手を下ろしたところにスマートフォンがある状態。ちょうど良い長さだ
アジャスターを使う
長すぎる場合は端子側(写真上)、またはケーブルのループ側(写真下)にアジャスターを移動させて長さ調整をしよう

 肝心の充電性能はどうだろうか。スマートフォンであれば問題なく充電することができた。

iPhone 16の場合
たまたまiPhone 16のバッテリーが99%充電されていたので低速充電である
ZTE Libero Flip
ZTE Libero Flipでは12Wで充電できていた

 最大60WのUSB PDを行えるとのことなので、ノートPC(MacBook Pro 13-inch 2020)でも試したが、しっかり60WでMacBook Proへ給電していた。

MacBook Pro
MacBook Proでは60Wで充電できていた

 取扱説明書にも、サイトの製品情報ページにも記載はないが、本製品は充電だけでなく、低速であるがデータ転送も行える。手持ちのポータブルSSDで試したところ、読み込み速度毎秒約44MB、書き込み速度毎秒約36MBだったので、USB 2.0規格といったところだろうか。

データ転送もできる
試しにデータ転送速度を測ってみたところ、読み込み速度毎秒約44MB、書き込み速度毎秒約36MBで転送していた

 低速であってもデータ転送できるので、外付けキーボードを持ってきたものの、キーボードの充電ができておらず、有線でしか接続できないといった場合にも役立ちそうだ(なお、筆者はキーボードのバッテリー切れにも何度か直面している)。

 いざというときに役立ち、いざというときだけでなくスマートフォンを持ち歩く普段遣いもできる3COINSのケーブルスマホショルダーCtoCは、驚くほど使い勝手の良い製品なのであった。

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